スマートフォンやタブレット向け、ワイヤレス接続の外付けHDD「G-CONNECT」
スマートフォンやタブレット端末の記録媒体としてmicroSDカードが採用されていますが、大容量コンテンツを扱う場合、できれば外付けHDDなどを利用したいところ。
しかし基本的にモバイル機器に搭載されているUSB端子はパソコンと接続するためのクライアント機能しか備えていない場合が多く、外付けHDDなどを接続して利用できるホスト機能は備えていませんでしたが、それらの問題を解決する外付けHDD「G-CONNECT」が発表されました。
2011年6月23日 スマートフォンやタブレットデバイスにワイヤレスで接続するストレージ「G-CONNECT」の販売開始 | プレスルーム
日立グローバルストレージテクノロジーズ(HGST)のプレスリリースによると、同社はスマートフォンやタブレットデバイスなどの携帯端末向けに、手軽に容量を増設できる「G-CONNECT」を発売するそうです。
「G-CONNECT」は大切な音楽や写真、動画など大量のコンテンツを持ち運び、どこでも好きなときに楽しめるというコンセプトの製品で、IEEE802.11 b/g/nに対応。さらにギガビットイーサを採用することで、無線LANルーター機能の代わりになるほか、USB2.0端子を用いてパソコンとの接続も可能。
これが「G-CONNECT」本体。対応機種はiPhoneやiPad、Android端末でアメリカでは7月、日本では第4四半期の発売を予定しており、価格は500GBモデルが199.99ドル(約1万6000円)。対応アプリやWEBブラウザでG-CONNECT内のコンテンツにアクセスできるとされています。
主な特徴はこんな感じ。
iPad、iPhone やAndroid OS 搭載機器向けのワイヤレスストレージ
どこでもデータに簡単アクセス
複数のデバイスをサポートするWiFi インターネットアクセス
標準画質(SD)で5 チャネルまたは高画質(HD)で3 チャネルのデータストリーミングをサポート
ネットサーフとデータストリーミングの同時処理(例:音楽を楽しみながらインターネット検索)
コンテンツの自動検索と写真、ビデオ、音楽やドキュメントなどカテゴリ別の構成
iPad、iPhone 対応アプリ、WEB ブラウザやDLNA 認定製品などに対応した幅広いアクセス 対応
ユーザのデータはパスワードで保護
「プライベート」フォルダ設定によるアクセス制限
バッテリーを内蔵しておらず、「G-CONNECT」自体を持ち運べるわけでないのが残念ですが、パソコンを使わずに保存してあるコンテンツに直接アクセスできるというのは、なかなか便利なのではないでしょうか。
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