自宅の家電を外出先からiPhoneやiPad経由でリモートコントロール可能にする「iRemocon」

ついうっかりエアコンやテレビなどをつけたまま外出してしまい、帰宅してから気づいてショックを受けたことのある人も少なからずいるかもしれませんが、そんな状況を解決すると思われるデバイス「iRemocon」が本日6月7日から予約開始されています。

操作に必要なのは「iRemocon」本体のほかにiPhoneやiPad、iPod touchといったモバイル端末と、自宅の無線LAN環境。外出先からの操作に加えてタイマー機能も搭載していて、操作時に用いるリモコン画面は自分でカスタムすることも可能となっています。

家電消し忘れによる電力の無駄使いを防ぐデバイス「iRemocon」の詳細は以下から。iRemocon
http://i-remocon.com/

これが外出先からモバイル端末で家電を操作できる「iRemocon」の本体。現状の対応モバイル端末はiPhone4、iPhone3GS、iPhone3G、iPod touch（第３世代、第４世代）、iPad、iPad2とApple社製の主な端末となっていますが、今後は順次Android端末や携帯電話、PCへの対応も行っていくとのこと。

本体の後ろ側には電源用のACアダプタや、LANケーブル用のコネクタなどがついています。本体の大きさは約124mm×85mm ×42mmとのことなので、さほど場所を取らずに設置できそうです。広範囲の周波数を学習することができるためさまざまな家電製品を登録することができ、強力な広角赤外線LEDで家中の家電と通信します。赤外線がカバーできない部分については付属の外部LEDケーブルを増設し、カバー範囲を広げることも可能。

「iRemocon」のおおまかなセットアップの流れが下記。まず端末に専用アプリをダウンロードし、宅内のWi-Fiルーターと「iRemocon」をLANケーブルで接続、その後端末のアプリを起動して「iRemocon」との接続を設定。それからリモートで操作を行いたい家電のリモコンの赤外線を本体に向けて発信することで「iRemocon」がそれを学習し、無線LAN経由で端末から操作が可能な状態になります。

アプリのリモコン操作画面のデザインは、初期状態では「オトナリモコン」「ギャルリモコン」「萌リモコン」の3種類のリモコン画面が用意されています。

端末側のリモコン画面は、ウェブ上の「UIデザイナー」で自分の使い勝手のいいようにカスタマイズでき、自分のお気に入りの壁紙や画像を利用して自由にリモコン画面を作成することができます。作成は各パーツをドラッグ＆ドロップで配置するだけの簡単操作。書体やフォントの大きさは変えられるようです。

端末を使って、外出先から宅内の家電の操作を行うことができるため、うっかり消し忘れた時に外から操作して電源をオフにしたり、帰宅の少し前にあらかじめ空調のスイッチをオンにしておいたりするなど、自由自在に自宅の家電をリモートコントロールできます。

マクロ機能で複数の機器の動作をひとまとめにして実行でき、「寝る時にベッドに入ってからボタンを1つ押すだけで、宅内の全ての家電の電源をOFFにする」など、使用シーンに合わせた動きをさせることも可能です。

また、ソフトウェア開発者向けに「iRemocon」を制御するためのAPI仕様を近日公開するそうです。具体的な内容については「iRemocon」サイト上で告知されるとのこと。APIの公開によって、ユーザーが求める機能が反映されやすくなりそうです。

「iRemocon」の基本操作については下記のムービーを見るとよく分かります。

YouTube - iPhoneで自宅や外出先から家電をコントロール！


「iRemocon」の価格は「オープン価格」ですが、Amazonの商品掲載ページによると、6月7日16時02分現在の販売価格が2万6880円となっており、Amazonマーケットプレイス経由で発売元から購入する形となるようです。現在予約受付中の状態で、発売は2011年7月6日予定です。

Amazon.co.jp： iRemocon -スマートフォン対応ネットワークリモコン-: generic