Googleが新バージョンAndroid「Ice Cream Sandwich」でタブレットとスマートフォンを統合へ、Androidユーザーは1日40万人増加
Appleが同社のスマートフォン「iPhone」とタブレット端末「iPad」のOSとして、同じバージョンの「iOS」を提供していますが、GoogleのAndroidはスマートフォン向けが「2.X」、タブレット端末向けが「3.X」……というように、バージョンが異なっているのが現状。
そんな現状に対応するため、新バージョンのAndroid「Ice Cream Sandwich」ではタブレット向けとスマートフォン向けのOSが統合されることとなりました。また、Androidユーザーは1日40万人のペースで増加しているとのこと。
詳細は以下から。
Official Google Blog: Android: momentum, mobile and more at Google I/O
Googleの公式ブログによると、同社は過去2年半にわたって8つのバージョンのAndroid OSをリリースしており、現在310を超えるさまざまな形状・サイズのAndroid端末が世界中に存在していますが、新たに「Ice Cream Sandwich」というコードネームのAndroidをリリースすることで、1つのOSであらゆるデバイスに対応できるようにするそうです。
すでに市場では1億のAndroid端末がアクティベートされており、1日あたりの新規アクティベート数は40万台に達しているとのこと。また、「Android Market」で配信されているアプリケーションは20万本に達し、ダウンロード数は45億回に上っています。
なお、新たにユーザーが持っている音楽ファイルをクラウドサーバーにアップロードし、パソコンやAndroid端末でストリーミング再生できる、プレイリストにも対応したベータ版のサービス「Music Beta by Google」が本日からアメリカで開始され、一部の招待されたユーザー間で利用可能。
さらに「Android Market」を利用してAndroid端末やパソコンで楽しめる1.99ドル(約161円)からの映画レンタルもアメリカのVerizon版「Motorola XOOM」向けに開始され、同サービスは今後数週間以内にAndroid 2.2端末にも対応するとされています。
ちなみに2010年6月24日にMotorolaのAndroidスマートフォン「DROID X」が発表された時、Android端末の1日あたりのアクティベート数は16万、そして2010年5月時点では1日あたり10万とされていたため、Androidプラットフォームは1年で4倍の成長を遂げたことになります。
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