脳卒中を引き起こす日常の8つの行為、「コーヒーを飲む」などのちょっとしたことが引き金に


脳卒中のきっかけとなる日常の動作について、発作が発生するパーセンテージをまとめた結果が公開されました。

引き金となる行為は意外に身近なものばかりで、「鼻をかむ」「コーヒーを飲む」など日常のごくありふれた動作が挙げられています。

詳細は以下から。Drinking Coffee, Having Sex, Blowing Nose: Among 8 Potential Stroke Triggers - TIME Healthland

普段はまず気にも留めていない日常のありふれた動作が、脳卒中のきっかけになる可能性があるという研究結果が報告されました。もちろんすべての人にあてはまるわけではなく、自覚の有無にかかわらず「脳動脈瘤(脳卒中の原因となる、脳の動脈がコブ状に膨れた状態)」がある人にとってその動作が危険を引き起こす可能性があるということです。

全米神経治療放射線学協会によると、15人中1人が、その生涯のどこかで脳内血管の弱い部分に脳動脈瘤ができる経験をするだろうという予測を立てています。国立神経疾患・卒中研究所によれば、脳内に脳動脈瘤ができてしまう人は毎年アメリカ国内に限れば2万5000人~2万7000人ほどに上ると見られています。

可能性はあまり高くないものの、脳動脈瘤は破裂することもあり、いったん破裂してしまうと出血して脳卒中を引き起こす場合があるそうです。そしてそのうちおよそ4割の事例は生死にかかわる重大な症状に陥るとされています。

オランダ・ユトレヒト大学で神経学を研究しているMonique H.M. Vlak博士は、脳動脈瘤が破裂して脳卒中を起こした250人の患者に対し、発作を起こす直前にどんなことをしていたか30の項目から選択させる形でアンケートを取り、その回答を元に特に危険性の高い8つの項目をピックアップ。脳卒中を引き起こすパーセンテージも算出しました。

1:コーヒーを飲む(10.6%)


2:激しい運動(7.9%)


3:鼻をかむ(5.4%)


4:性行為をする(4.3%)


5:トイレでふんばる(3.6%)


6:コーラを飲む(3.5%)


7:誰かから驚かされる(2.7%)


8:怒る(1.3%)


各項目に共通していたのは、どれも血圧を急激に上昇させるというところ。しかし、そのリスク上昇は長続きせず、おおよそ1時間以内には収束していくという見方がされています。また、よく脳卒中のリスクを挙げる行為として連想される飲酒については上記リストに入ってはいないものの、やはり飲んですぐに脳卒中のリスクが急上昇したとのことですが、その代わりに下降するのも早かったということです。

脳動脈瘤があると自覚している患者の場合、上記8つの行為をなるべく避けるようVlak博士は推奨しています。ただし、激しいものでなければ運動をすることで脳卒中のリスクを低下させることができるので「コーラやコーヒーを飲まないようにしたり、トイレでふんばるのを避けたりすると効果が得られるかもしれない」とコメントしています。

これらの行為については、あくまで脳動脈瘤を患っている人が注意すべきもので、健常者が過剰な反応を示す必要はありませんが、気が付かないうちに脳動脈瘤が発生していた……というケースも考えられるため、知識として頭の片隅に留めておくことで、いざという時にどういった生活を送ればいいのかという指標になると思われます。

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