【訃報】「ベルサイユのばら」「あしたのジョー」の出﨑統監督、肺がんのため死去

1960年代から70年代にかけて「あしたのジョー」や「ベルサイユのばら」「エースをねらえ！」「はじめ人間ギャートルズ」などを監督・演出し、近年も「雪の女王」「源氏物語千年紀 Genji」「劇場版AIR」「劇場版CLANNAD」などの監督を務めたアニメ監督の出﨑統(でざきおさむ)さんが、4月17日未明に肺がんのため亡くなったそうです。

詳細は以下から。
「あしたのジョー」「ベルばら」アニメ監督の出崎統さんが死去　６７歳、肺がん - MSN産経ニュース

ＴＶアニメ「あしたのジョー」出崎監督が死去 : ニュース : エンタメ : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

数々の名作を手がけ近年もテレビアニメ、劇場版アニメなど幅広い作品で活躍していたアニメ監督の出﨑統さんが4月17日0時35分、肺がんのため亡くなりました。67歳でした。

出﨑さんは日本で最初の本格連続テレビアニメである1963年の「鉄腕アトム」のころから活躍しており、1970年から1971年に放送された「あしたのジョー」で初監督を務めました。「エースをねらえ！」「はじめ人間ギャートルズ」「宝島」「あしたのジョー2」などでは演出をつとめ、「ベルサイユのばら」ではチーフディレクターと絵コンテを務めるなど、70年代のテレビアニメを支えました。

80年代以降もテレビアニメでは「スペースコブラ」「白鯨伝説」「雪の女王」「ウルトラヴァイオレット コード044」「源氏物語千年紀 Genji」など、劇場版アニメでは「冒険者たち ガンバと7匹のなかま(「ガンバの冒険」劇場版)」「劇場版とっとこハム太郎(シリーズ4作品)」「劇場版AIR」「劇場版CLANNAD」など、いわゆる名作系のアニメから美少女アニメまで様々な作品を手がけました。

その特徴的な演出技法は「出﨑演出」と呼ばれ、多くのファンを生み出しました。

NHKのBSプレミアムで放送されている「BS深夜アニメ館」では、出﨑さんの2005年監督作品「雪の女王」を再放送中なので、出﨑作品に興味のある人はぜひ見てみてください。