ニコニコ動画が「ニコニコ本社」を原宿に開設、グッズショップとサテライトスタジオの中を見てきました

原宿に「ニコニコ本社」としてニコニコ動画が運営するカフェとショップ、サテライトスタジオの複合施設がオープンすることと、カフェのメニューについてお伝えしましたが、今度はショップとサテライトスタジオの中を見てみました。

ショップはニコニコ動画のオリジナルグッズや、ユーザーによって制作された音楽CDなど、ニコニコ動画に関連する商品がそろえられており、サテライトスタジオはコメントが次々と映し出される窓などのギミックを施した公式放送用のスタジオとなっています。

ニコニコ本社についての詳細は以下から。ニコニコ本社

3階建てのニコニコ本社の1階はサテライトスタジオ、2階はカフェ、3階はショップになっています。3階のショップに入ると、入り口にはジェイソンさんと呼ばれる動画投稿者が「ニコニコ大会議」でチェーンソーアートを披露した時に彫った初音ミクが置いてありました。

ジェイソンさんがチェーンソー一本で彫ったものだとのこと。

ネギを握りしめています。

カフェに置いてあったニコニコテレビちゃんのぬいぐるみも売っています。

様々なニコニコオリジナルグッズがそろっています。

1週間に1本売れれば良い方のロゴ入りビニール傘。

身につけるとリア充になれるというリア充セット。

床には「ご自由にお踏みください」と書かれたリア充の文字が。

好きなだけリア充を踏みつけにできます。

カフェでもらったウェハース「ニコニコ動菓」が大量に置かれていました。

スタッフが3人同時に食べたら全部「ひろゆき」のカードが出てきたとのこと。

黒字化担当の夏野剛氏の銅像もありました。

つけまつげをしています。

大量のお菓子が積み上げられています。

ニコニコ動画オリジナルソース「かけてみた。」には、「おいしいソースでともだちふえるね」と書かれていますが、ソースで友達を増やすのは難しいかもしれません。

お守りも売っています。観光地のお土産屋さんのような雰囲気ですが、ニコニコ本社のスタッフによれば、原宿という立地を選んだのも、東京に観光に来る地方の人が来やすい場所にしたかったという理由があるのだとか。ニコニコ動画のユーザーは全国に散らばっているので、東京のユーザーだけでなく地方のユーザーにも来てもらえるようにとのことで、すでに修学旅行でニコニコ本社を訪問したいというオファーもあったそうです。

レジの後ろにはニコニコ動画のコメントを模した文字が飾られています。

テレビにニコニコ動画風のコメントを表示できる「デジタルテロッパ」も売っていました。

CDコーナーにはニコニコ動画の人気ユーザーが制作したCDなどが売られています。

カフェは4月9日からのオープンですが、ショップは現在すでにオープンしており、撮影している最中もひっきりなしにお客さんが来店していました。立地によるところも大きいと思いますが、7割くらいが10代の女性客となっており、カフェやショップはローティーンのユーザー層にも楽しめるような構成となっているようです。

そしてこれは1階のサテライトスタジオ。ニコニコ動画公式の放送を行う場合に使用される撮影スタジオです。

観客席も用意されており、人気番組の収録などを生で見ることができます。4月9日のグランドオープン時の生放送の観覧も募集しているとのこと。

外からスタジオをのぞくこともできます。外に面した大きな窓は実際に投稿されているコメントを表示する機能が備わっており、外からコメントが流れている様子を見ることができます。

原宿のど真ん中で「ペロペロペロペロ……」などの文字列が堂々と流れていく様子はちょっと不思議な感じがしますが、この大きさで見ると絵文字を使って多数のコメントを一斉に流す弾幕などはなかなか見応えがありそうです。

なお、ニコニコ本社は「本社」という名前こそついているものの、会社としての事務所機能は設けておらず、あくまでアミューズメント施設としてのオープンとなり、今後はカフェ・ショップ・スタジオそれぞれで様々なイベントを開催していきたいということで、ニコニコ動画で人気を集める「歌い手」や「絵師」の登場もあるとのことです。