都内の浄水場から放射性ヨウ素を検出、乳児の摂取を控えるように呼びかけ
東京都によると、金町浄水場で1リットルあたり210ベクレルの放射性ヨウ素を検出したとのこと。この値は乳児の基準値である1リットルあたり100ベクレルを超えているため、乳児の飲用などを控えるように呼びかけています。
詳細は以下から。
東京都、水道水からヨウ素検出 「乳児の飲用控えて」 - 47NEWS(よんななニュース)
国内 / 東京都、乳児が水道水を摂取しないよう呼び掛け―23区と多摩5市で / The Wall Street Journal, Japan Online Edition - WSJ.com
東京都の発表によると、葛飾区の金町浄水場で1リットルあたり210ベクレルの放射性ヨウ素を検出したとのこと。これは福島第一原発事故の影響と見られ、乳児の基準値を超えていることから、乳児の飲用・摂取を控えるように呼びかけています。
摂取制限の対象となっているのは東京23区、武蔵野市、町田市、多摩市、稲城市、三鷹市。
放射性ヨウ素はウランの核分裂で生成される放射能を持つヨウ素で、甲状腺に集まる性質があるため多量に摂取すると甲状腺機能障害や甲状腺ガンを引き起こすおそれがあります。
基準値は「長期にわたって飲用した際に健康を及ぼす」という観点で定められた値であることから、ただちに健康に被害が及ぶわけではないとのことですが、水は飲まないというわけにはいかないものなので、該当する地域に住んでいて乳児のいる家庭では十分注意をしてください。なお、大人の摂取については問題はないとのこと。
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