メモ

出会い系サイトの全世界的な実態を明らかにした1枚の図

by Don Hankins

オンラインで交際相手を探せる出会い系サイトの世界的な実態を現した1枚の図(インフォグラフィック)です。

異性と交際したいという思いは人間の3大欲求の内の1つである性欲に含まれるため、その市場規模や利用者数は大規模なものとなっていて、ポルノ産業をしのぐ勢いです。うまく使えば身近に異性がいない人でも交際相手を見つけることができますが、交際前提で見知らぬ異性と会うというのはそれなりにリスクもあることが分かる内容となっています。

意外な男女比率やプロフィールでついサバを読んでしまう3つの項目など、出会い系サイトの利用実態は以下から。Ever Gotten a Date Online?
http://www.onlineschools.org/blog/try-online-dating/


まずは国別の出会い系サイトの利用者数から。インドは1500万人、アメリカは4000万人が利用していて十分多く感じるのですが、中国の1億4000万人という数字がけた違いすぎてかすんでしまっています。


メジャーな出会い系サイトとしては、2000万人の会員を有する「eHarmony」と、1500万人の会員数を誇る「MATCH.COM」などが挙げられます。

「eHarmony」に入会するには400項目の質問に回答する必要があるとのことですが、細かく自分の趣味嗜好(しこう)を登録する結果なのか、1日あたり約236人の会員が結婚しているとのこと。このペースで仮に結婚が成立しているとすると、アメリカの婚姻件数の2パーセントを「eHarmony」の会員が占めていることになりますが、この統計はやや正確さに欠けるところがあるようなので、参考程度にした方がよさそうです。


左側の円グラフが示している通り、出会い系サイトを利用する男女の比率は、ほんの少し男性が多いもののほぼ半々といったところ。アメリカでは出会い系サイトの平均年齢は48歳ということなので、中高年層の利用も盛んなようです。

また、サイトの平均滞在時間は22分27秒ということです。


出会い系サイトはもはや一大産業。年間1兆490億ドル(約85兆6116億円)もの市場規模となっていて、ポルノ産業を上回っています。また、モバイルサイトを使った出会い系の規模は5億5000万ドル(約448億8696万円)にもなっていて、2013年までに13億ドル(約1060億9646万円)にまで成長すると予測されています。


出会い系に登録した人は、1年間に平均して約239ドル(約1万9500円)ほどサイト利用料として消費しています。しかしながら、登録者の10人に1人は詐欺師が紛れ込んでいる可能性があります。また、それとは別に3ヶ月以内に10人に1人退会しているとのことなので、人の入れ替わりは激しいようです。


誰しも異性にはよく見られたいため、プロフィールにウソを書いてしまうこともあります。アメリカ国内の利用者について調べた、出会い系サイトでよく見るポピュラーなウソが男女別に集計されています。

男性はまず年齢を若く設定する割合がもっとも高く、次いで身長を実際より高いように書いたり、年収を多く書いたりするようです。女性はまず何より体重をごまかすようで、次いで体形がスリムであるように見せかけたり、年をごまかしたりするようです。男性の方が女性より年齢にこだわっているのが意外です。


出会い系サイトを利用した女性の内3分の1が、初回のデートで性行為に及ぶとのこと。しかし、5人中4人が避妊を行わず行為に臨んでいるというかなり危ういデータも表示されています。

また、ポルノ業界からは、彼らの売り上げが7400万ドル(約60億3933万円)ほど減少してしまったのは出会い系サイトのせいだという訴えがあるようです。もし女性がこのデータ通りに行動してしまっているとしたら、画面の向こうのポルノより会いに行ける女性がいいと思う男性が増えてしまった……とポルノ業界の人たちが考えるのもムリもないかもしれません。


オフラインのつながりで出会ったカップルに比べると、出会い系で結婚したカップルは結婚に至るまでの交際期間が約半分となっています。やはりお互い交際することを第1の目的に知り合っただけあって、比較的早い段階で結婚に踏み切る傾向にあるようです。

また、出会い系サイト利用の傾向として、女性が最も引く手あまたになるのは21歳のころ。26歳という年齢に限定すると、出会い系を使うのは男性より女性の方が多くなるようなのですが、ぐっと年齢が上がって48歳になると、男性の利用者の方が女性を上回るそうです。


何と性犯罪者の10人に1人が出会い系を使っているということで、英語圏ではなぜかひわいな意味で使われる「ペドベアー」でそれが表現されています。オンライン上で異性に出会えるというのは便利ではありますが、相手がどんな人物かというのが分からないのが一番のリスクだと思い知らされますね……

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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