今年でラストとなる「M-1グランプリ2010」決勝、最後のチャンピオンが決定
12月26日、漫才のNo.1を決定する「オートバックスM-1グランプリ2010」の決勝戦が行われました。
ここまで9年連続での決勝進出となる笑い飯、3年連続出場のナイツ、2年連続出場のハライチ、そして初出場の5組、さらに大井競馬場で行われた敗者復活戦から勝ち上がってきた1組によって争われた結果、チャンピオンが決定しました。
決勝進出8組が発表された日に今大会がラストとなることが発表されたM-1グランプリ、果たして最後の栄冠はどのコンビの頭上に輝いたのでしょうか。
結果の詳細は以下から。
オートバックスM-1グランプリ2010 公式サイト
http://www.m-1gp.com/
12月12日に決勝進出者8組の発表とともに今大会が最後の開催となることが発表されて注目を集めていた今大会、敗者復活戦から勝ち上がってきたのは昨年のチャンピオンであるパンクブーブーでした。
決勝の審査員は島田紳助、松本人志(ダウンタウン)、南原清隆(ウッチャンナンチャン)、渡辺正行、中田カウス(中田カウス・ボタン)、そして初の審査員となった大竹一樹(さまぁ~ず)、宮迫博之(雨上がり決死隊)。ネタ見せの順番はカナリア、ジャルジャル、スリムクラブ、銀シャリ、ナイツ、笑い飯、ハライチ、ピース、パンクブーブー。
トップバッターは基準となるため決勝進出が厳しいといわれており、今大会でもトップバッターを飾ったカナリアは592点で最低得点に沈みました。一方、9年目での悲願の優勝を狙う笑い飯と、初の連覇を狙うパンクブーブーが共に668点と同点で最終決戦に進みました。
決勝1回戦の点数は以下の通り。赤地の部分は各審査員が1番の得点を入れた箇所、オレンジ地の部分は2番目の得点、黄地は3番目、薄緑地は4番目、灰色は9番目となっています。笑い飯とパンクブーブーに高得点が集中している一方で、決勝に進出したスリムクラブは各審査員が5番手得点をつけていたケースもありました。
笑い飯が昨年の決勝1回戦で披露して大ヒットした「鳥人」のバリエーションのような「サンタウロス」を披露した一方、審査員たちはスリムクラブのネタには困惑させられたようで、島田紳助は1本目ではどう評価すべきなのか悩んだという旨のコメントをしていました。
最終決戦はスリムクラブ、笑い飯、パンクブーブーの順番でネタを披露。各組とも決勝1回戦のネタと同じタイプのネタを披露し、特に2番手が笑い飯、3番手がパンクブーブーという流れは昨年と同じということで、昨年と同じような雰囲気になればパンクブーブーの連覇かと感じる瞬間もありました。
審査員による最終投票の結果、笑い飯が4票(松本、南原、大竹、渡辺)、スリムクラブが3票(紳助、宮迫、カウス)、パンクブーブーが0票となり、笑い飯が念願の優勝を遂げました。これについて、島田紳助はもしも1本目と2本目のネタが逆であれば笑い飯が満票で優勝していたとコメント。
残念ながら大会は今年で終わりとなるため、今回負けたコンビがリベンジすることはできませんが、この受け皿となるような大会は現れるのでしょうか。
1:24修正
内容の誤りを修正しました。
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