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ノイタミナで1月放送開始の山本寛監督作品「フラクタル」の主要ビジュアルが公開


2011年1月から放送開始予定のアニメ「フラクタル」の主要キャラクタービジュアルが公開されました。

「フラクタル」は、「涼宮ハルヒの憂鬱」のエンディングダンスや「かんなぎ」を手がけたヤマカンこと山本寛の久々のテレビアニメ監督作品で、ストーリー原案は小説「クォンタム・ファミリーズ」で三島由紀夫賞を受賞している哲学者・作家の東浩紀が、脚本は岡田麿里が担当しています。

退廃した未来を舞台とした世界観に合う7人のビジュアルは以下から。
フラクタル - FRACTALE - 公式サイト
http://fractale.noitamina.tv/

世界を管理する“フラクタル・システム”が完成し、人類が働かなくても生きていける楽園に足を踏み入れてから1000年後の未来が舞台。この時代もまだシステムは稼働し続けていましたが、誰もシステムを解析することはできず、ただ維持し続けることが人類の幸せの条件だと信じて疑わなくなっていました。物語は、そんな「フラクタル」が崩壊し始めたある大陸の片隅で始まります。

フラクタル・システムの恩恵を受け辺境の島で生活している草食系男子、クレイン(14)。フリュネを助けて一目惚れしたことから、事件に巻き込まれることになります。


フラクタル・システムを管理する僧院の若き巫女、フリュネ(16)。生まれたときから僧院育ちなので、ちょっと浮世離れしたところも。僧院を抜け出し追われていたところをクレインに助けられますが、ブローチを残して姿を消してしまいます。


フリュネが残したブローチから出てきたドッペル、ネッサ(10)。通常のドッペルとは違って完全な少女型を維持しており、クレインが触れることもできます。高機能ゆえに近隣のデータ回線やメモリ領域を圧迫し、フラクタルターミナルとサーバー間の通信が滞ったりセンサーが狂ったりすることも。


「ロストミレニアム」運動内の一派「グラニッツ一家」の長女、エンリ(13)。兄・スンダの片腕として組織を引っ張る元気っ娘ですが、その頑張りと裏腹にドジっ子ぷりも発揮し行く先々で問題を起こしています。ロスミレ運動の一環でフラクタルターミナルを体に入れていないため、ゴーグルを使わないとドッペルが見えません。


グラニッツ一家を引っ張るリーダー、スンダ(20)。人間らしく生きるためにはフラクタル・システムに頼らない世界が必要だと説き、システム打倒を目論んでいます。若くして組織を取り仕切っているだけあって頭脳明晰でクールな性格ですが、時に熱くナルシストな面も。


フラクタル・システムを管理する科学者、バロー。モーランの夫で、システム再起動のための研究に心血を注ぎ、その鍵であるフリュネには病的なまでの愛情を注いでいます。そのため、フリュネ救出の最前線に立って奔走。


フラクタル・システム管理の最高位“祭司長”であり、僧院の象徴としてシステムの政を行うモーラン。人類の幸福を取り戻すため、崩壊を続けるシステムを再起動させて失われた楽園的世界の再生を目指しています。


ブローチを残して消えたクレインを探し、ネッサとともに旅に出たクレインは、そこで“システム”の秘密を知ることになりますーー。

この作品のために、山本監督ら3人は2009年12月ぐらいから合宿を行ったりして企画を練っており、特に監督は「これが失敗したら引退も辞さない」覚悟ができているほど気合いを入れているようです。


TVアニメ「フラクタル」は2011年1月よりフジテレビ“ノイタミナ”ほかにて放送開始です。

◆スタッフ
監督:山本寛
原作:マンデルブロ・エンジン
シリーズ構成:岡田麿里
ストーリー原案:東浩紀
キャラクター原案:左
アニメーション制作:A-1 Pictures
プロダクション協力:Ordet
©フラクタル製作委員会

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in アニメ, Posted by logc_nt

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