「PSP Go」の反省か、ソニーが「PS4」などでもゲームのダウンロード専売は避ける方針に
昨年、従来のUMDスロットを廃し、ダウンロードのみでゲームソフトを購入できる「PSP Go」を発売したソニーですが、今後はダウンロードのみでゲームソフトを購入できるハードウェアを発売しない方針であることが明らかになりました。
6月には販売不振のPSP Goについて、「製品のライフサイクル自体が成熟した時に消費者の動向を知るために投入したもので、我々は非常に多くのことを学んだ」とソニー幹部が回答していましたが、反省が生かされた形ということなのでしょうか。
詳細は以下から。
Hirai: PS4 not download-only | Games Industry | MCV
海外ゲームサイト「MCV」がソニー・コンピュータエンタテイメントのCEO(最高経営責任者)、平井一夫氏に行ったインタビューによると、ソニーは将来的にもゲームソフトをダウンロードのみで購入できるハードウェアを発売しない予定であることが明らかになったそうです。
これは必ずしも世界各国でダウンロード販売を行うのに十分なネットワークインフラが整備されていないことを受けたもので、常に物理メディアの形でゲームソフトを提供することがビジネスを行う上での必要条件であると平井氏は述べています。
高い売れ行きを記録した薄型PS3発表時の平井氏。満面の笑みを浮かべています。
Sony Press Conference - Kazuo Hirai | Flickr - Photo Sharing!
By HolgerE
なお、ソニーはPS3のライフサイクルを10年程度に設定しているため、もちろん他社の動向に左右されるものの、PS4が登場するのには少なくともあと数年はかかると考えられますが、今回の平井氏の発言により、どうやらPS4や次世代PSPに対しても、物理メディアの形でゲームソフトが提供されることになりそうです。
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