富豪令嬢・令息用、おままごとの域を脱した超高級プレイハウス
子どものころ、おままごと用のおもちゃの家、いわゆる「プレイハウス」を持っていた人も多いのではないでしょうか?プレイハウスの多くは軽量なプラスチック製や柱に布を張ったテントのようなタイプ、空気を入れて膨らますビニール製や、木製の折りたためるものなど、基本的には部屋の中で遊んで、使わない時はしまっておけるような物だと思われますが、アメリカのお金持ちの令嬢・令息をターゲットとしたプレイハウスは、そんな庶民が連想するプレイハウスとはひと味違います。
プールと広大な庭付きの豪邸に住んでいることを前提としたような屋外設置型のプレイハウスは、「離れ」や「コテージ」と呼べそうな物ばかり。ロサンゼルス郊外で9月に開催されるオークションに出品されるプレイハウスの展示場には、見ているだけで夢が膨らむような超豪華なプレイハウスが集い、一見すると住宅展示場のようです。
詳細は以下から。Project Playhouse 2010 | Home
消防署をかたどった「Firehouse No. 11」の外観。
内装。消防士ごっこのほか、ゴーストバスターズごっこなどにも応用できそうです。
「American Craftsman」という名のプレイハウス。
山小屋風の内装。
「Tween the House and the Pool」という名前は、「家とプールの間に」という意味の「Between」と、子どもとティーンエイジャーの間の年ごろ(10~12歳)を指す「Tween」をかけているようです。
対象年齢より明らかに上と思われる2人の女性は、このプレイハウスが子ども用のサイズであることを分かりやすく伝えるためポーズをとっているのだと思われます。
ここにアメリカの12歳くらいの女の子は「ハンナ・モンタナ」やジョナス・ブラザーズのポスターを張ったりするのでしょうか。
Tradepartners社の「Dreams and Memories」というプレイハウス。
内装。この中ではかなりオーソドックスなプレイハウスですが、薄型テレビや水道は完備されています。さすがに暖炉はダミーのようです。
「Nantucket Beach Cottage」は東海岸のリゾート地ナンタケットにありそうな別荘風。
大人が普通に泊まれるコテージのようですが、家具などはやはり子どもサイズなのでしょうか。
William Lyon Homes社の「Lyon's Triple Crown Saddle Club」は乗馬クラブ風。
内装はこんな感じ。
以下、2009年のオークションから。「Rock The House」は音楽好きの子どもに最適。こういったプレイハウスで「ギターヒーロー」などのゲームに興じ、中高生になりギターを始めてみたりバンドを組んだりすると、今度はガレージを改装してスタジオに……というのがアメリカのお金持ちの子どもが通るコースなのかもしれません。
「Little Bali Hut」はその名のとおりバリ島風の小屋。
イタリアン・レストラン風の「Lyons Bistro Amici」。住宅や商店などさまざまなテーマのプレイハウスを並べて庭に小さな町ができてしまった、というような家もあるのかもしれません。
これらのプレイハウスはカリフォルニア州アーバインにあるショッピングモールIrvine Spectrum Centerの観覧車前広場で9月5日まで展示され、オークションは9月10日に開催されるとのこと。夏休みにロサンゼルス方面へ旅行の予定がある人は、足を伸ばしてみてもよいかもしれません。
なお、このオークションは住む家のない人々に住宅やシェルターを提供するNPOHomeAid Orange Countyが主催、収益はその資金となるとのことで、「子どもにおもちゃの家を買うことで、誰かが屋根の下で暮らせるよう手助けをしよう」という趣旨のようです。
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