神戸にある日本で唯一のコーヒー専門博物館「UCCコーヒー博物館」に行ってきた

世界初のミルク入り缶コーヒーを発売したUCCが運営する日本で唯一のコーヒー専門博物館。神戸にあるUCC本社の隣にある館内では、こだわりのコーヒーを出す喫茶室「コーヒーロード」もあるとのことで、どんな感じなのかじっくり見て回ってきました。
詳細は以下から。
ポートライナー南公園駅からすぐの場所にある「UCCコーヒー博物館」。

駅の構内にも案内が出ていました。

博物館の隣には本社ビルがあります。

道沿いに見える金属製の看板。

同じ建物の中に喫茶室もあります。

入館料は大人210円、小・中学生100円。1ヶ月間有効なリピート券も300円であります。

受付でもらえるパンフレット。

館内はこんな感じ。

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」にもUCCの缶コーヒーが登場するので、監督・庵野秀明と新劇場版:破で2Dデジタルワーク担当の増田朋子のサイン入りスクリーンショットがかけられていました。

エスカレーターで上に登ってから、螺旋状に配置されている展示を見ていくかたち。


コーヒーの歴史なども学べるようになっています。「コーヒー・ルンバ」の歌ではアラブのお坊さんが恋を忘れた男にコーヒーを教えていますが、コーヒーの発見者としてはヤギ飼いの少年であるという説とイスラム教のお坊さんであるという説があるようです。

日本に初めてコーヒーが伝わったのは元禄時代といわれていて、オランダ人によって長崎の出島に持ち込まれました。

トルコ軍の包囲を突破して友軍との連絡を取ったウィーンの英雄・コルシツキーの像。彼は敗走したトルコ軍が残したコーヒー豆を使ってカフェを開いたそうです。

UCCの歴史をつづっている特別展示室。

昔の缶コーヒーなどが飾られています。

1955年初期に使われた営業車のミニカー。

実車の写真もありました。

茶がコーヒー豆、白がコーヒーの花、赤がコーヒーの実をイメージしているというデザインの缶コーヒー。

ディズニーランドデザインの缶コーヒー。

歴代のテレビCMが見られるライブラリー。

タッチパネルを操作して閲覧できます。北野武が出演しているジョルトコーラのCMもありました。
YouTube - UCCコーヒー博物館の中にあるCMライブラリーのジョルトコーラCM
地球儀の下に様々な世界各地のコーヒー豆が敷き詰められています。

コーヒは植物学上アカネ科コフィア属で、飲用に使われるのはアエアビカ種、ロベリカ種、リベリタ種の3種とその派生となります。

コーヒー豆を入れる麻袋。

コーヒー豆を選別するためにテイスティングする人形などが置かれていました。

豆の欠点の見分け方一覧表。変色やしわなどがあるとダメな豆に仕分けられます。

国によってコーヒー抽出器具も様々なものがあります。これはブラジルの自動ネルドリップ式コーヒーメーカー。

フランスの天秤式サイフォン。

フランスのナービア式コーヒーメーカー。

ズラリと陳列されたコーヒーカップ。

ザクセン宮廷で使用されていたカップ。2つの取っ手が付いています。

1906年のミラノ万国博覧会で出品されたエスプレッソ&カプチーノマシン。

1910年頃のコーヒー広告ポスター。コーヒーよりも小指を立ててコーヒーを飲む人の方に目が行きます。

昭和10年8月にアサヒグラフに掲載された「ブラジル珈琲」の広告。

歴史や栽培などコーヒーの全てが語られているという「オール・アバウト・コーヒー」の初版本。

博物館展示の終点にはコーヒー博士認定クイズが受けられます。パンフの付属の番号で3回まで挑戦できるようになっています。

正解率によって認定証が発行。全問正解だと「コーヒー大博士」になります。

認定証発行コーナー。

出てきた認定証がこれ。右上にその場で撮影した写真が入ります。

コーヒー豆を集めて作られた怪獣「マメゴン」。

ミュージアムショップ。

3年ほどで花も咲くというコーヒーの木。350円。

コーヒー豆の袋にもなる麻で作られたコーヒーカバー。600円。

UCC社員によって日本語訳されたオール・アバウト・コーヒー。3万円。

ひげカップ。1客840円。

半分フタをしているような形状で、ひげを生やしている人でもカップの中に毛をひたしてしまう心配なくコーヒーを飲むことができます。

珈琲飴。8粒入りで100円。

コーヒー豆の仕分けができる鑑定グッズ。

博物館と同じ建物にある喫茶室「コーヒーロード」。喫茶室には入館料を払わなくても入れます。

カウンター席のほかにテーブル席があります。

メニュー表。

頼んでみたのはカフェ・ボルジア。コーヒー、チョコレート、フルーツテイスト、スパイスの4つが組み合わされているとのこと。

シナモンスティックでぐるぐる混ぜるとこうなります。甘味タップリで、コーヒー牛乳のように苦みが嫌いな人でも飲める感じ。ミルキーでふわふわした飲み口ですが、深みのあるコーヒーの香りが味わえ、フルーツよって酸味が華やかになり、舌に残る心地いい後味があります。いろいろと入っているためカオスな雰囲気はありますが、シナモンも邪魔にならず、いいハーモニーを出していました。

コーヒー博物館の位置はココ。駅を挟んでIKEAなどもあるので、コーヒー好きの方は機会があれば行ってみてください。
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