世界最多のプレイ人数を誇るオンラインゲーム「World of Warcraft」が生み出す驚きの経済効果についての図解
世界で最も多くの人がプレイしている有名MMORPGである「World of Warcraft」について、現実世界の数値との比較をメインに図解したものがありました。
アメリカとヨーロッパの人たちがゲームに支払っている料金がサモアのGDPを超え、またサーバーの維持費だけで毎日スポーツカーが購入できるだけの大金がかかっているなど、驚くべき結果がそこには描かれていました。
詳細は以下から。
世界全体では1150万人のプレイヤーがいるということですが、その内訳は48%のプレイヤーがアジアの人で、北アメリカとヨーロッパのプレイヤーを足した数より多くなっています。
WoWの料金は月額制となっているのですが、北アメリカとヨーロッパのプレイヤーの支払い分だけでサモアのGDPを軽く超えてしまっています。しかも、ここには全世界で一番プレイ人口の多いアジアでの収益が含まれていないとのこと。
ゲーム中ではドワーフやナイトエルフなどさまざまな種族のキャラクターが選択できるのですが、一番人気は人間だということです。
プレイヤーの5人に1人は女性。これはオンラインゲームの中では少ない方なのでしょうか?
アメリカでは1週間のうち、テレビ、仕事についで多くの時間をWoWのプレイに時間を費やすようです。個人的にはTVの視聴時間のダントツっぷりが意外でした。
ゲーム中では1日あたり1600万回ものクエスト(アイテムを獲得したり経験値を獲得したりするためのシナリオ)が攻略されており、また3500万回のオークションが行われています。
プレイヤーの中にはハリウッドセレブもいるらしく、ジェシカ・シンプソンや映画「ホーム・アローン」でおなじみのマコーレー・カルキンらが挙げられています。
WoWのプレイ人口はキューバの人口を軽く超え、ニューヨーク市の人口をわずかに上回るほどの多さ。こうして実際の都市と比べるとそのすごさがよく分かります。
膨大な数のプレイヤーを楽しませるため、開発者は1400ものステージを作り、3万個ものアイテムバリエーションを用意するなどしているようです。
WoWを支えるサーバーもとんでもない構成となっています。2万台のコンピューターの中に1.3ペタバイトのストレージを持ち、7万5千ものCPUを搭載。550万本のケーブルを用い、200万語のテキストを通信しているようです。このようにサーバーを維持するだけで、なんと1日13万6986ドル(約1240万円)もの費用がかかるとのこと。これは、毎日高級スポーツカーのアウディ・R8を購入できるほどの金額です。
MMORPG界の分布のグラフを見ると、WoWは全体の6割を占めており、上記のとんでもない数字にも納得できるものとなっています。
これらの元画像については下記のページにて閲覧が可能です。
The Unbelievable World of Warcraft
http://www.onlineschools.org/blog/unbelievable-wow/
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in メモ, ゲーム, Posted by darkhorse_log
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