いまだに混乱が続く東京駅の様子はこんな感じ、原因は東海道新幹線の停電
東海道新幹線といえば日本の大動脈。東京と名古屋・大阪の間を移動するビジネスマンだけではなくありとあらゆる人々が利用する、なくてはならない存在です。
本日の13時49分ごろ、この東海道新幹線の品川駅と小田原駅の間の上下線で停電が発生。17時13分に運行が再開されましたが、約4時間の影響は大きく、いまだに東京駅では混乱が続いています。
詳細は以下から。
停電が発生したのは13時50分前後。横浜市内で架線が切れ近くの法面で火災が発生、このために上下線とも品川~小田原間で停電したというわけ。
東海道新幹線の不通区間が拡大 架線の断線見つかる - NIKKEI NET(日経ネット):社会ニュース-内外の事件・事故や社会問題から話題のニュースまで
29日午後1時49分ごろ、東海道新幹線品川―小田原間で停電が起き、上下線で運転を見合わせた。JR東海などによると、横浜市内で架線の断線が見つかった。5本の列車が同区間の線路上で立ち往生している。同社が原因を調べているが、復旧のめどは立っておらず、運転再開には時間がかかりそうだという。不通区間は当初より拡大している。
JR東海によると、午後1時49分ごろに停電が発生したため調べたところ、横浜市神奈川区羽沢町付近で下り線の架線が切れているのが見つかった。
神奈川県警神奈川署によると、停電が起きたのとほぼ同じ時刻に、付近の住民から「新幹線の架線が切れて火花が散っている。土手に火が付いている」と 110番通報があった。約200平方メートルを焼き、消防が午後2時33分までに鎮火した。現場は外部からは入りづらい場所といい、同署は架線からの火花が枯れ草に燃え移ったのではないかとみている。
架線断線の影響で品川―小田原間が停電し、同区間を走行中の列車が自動停止。下り2本、上り3本が線路上で立ち往生した。(16:42)
運行は17時すぎに再開されました。
東海道新幹線、停電でダイヤ混乱 午後5時過ぎ運転再開 : ニュース : 関西発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
JR東海によると、29日午後1時50分頃、横浜市神奈川区羽沢町の東海道新幹線で架線が切れ、近くのり面で火災が発生した。この影響で品川―小田原間で停電が発生し、同新幹線は一時、上下線で運転を見合わせた。同新幹線は午後5時13分、全線で運転を再開した。
同社によると、品川―小田原駅間の上下線で5本の列車が一時、線路上で立ち往生し、新横浜駅に停車している1本を含め、約3100人の乗客が車内に閉じこめられた。
そして20時すぎ、停電発生から6時間、運行再開から3時間が経過しましたが、いまだに混乱は続いています。これは東京駅の東海道新幹線改札口の様子。
みんなが見上げる先には運休となった列車の一覧が。
上下線ともに影響を受けているので、到着列車も1時間以上遅れているようです。
頼りになるのは手元の切符ではなく、この発車番線表。ただし、もとの発車番線とは振り替えられていることもあります。
発車番線案内をただただ眺める人々。もうこうなると、乗る人間にできることは何もありません。
精算所には人がごった返しています。
ちなみに、新幹線は午前0時から午前6時は騒音対策や保守点検時間のためとして運行が行われていません。本来、東京を出る最終列車は21時20分発ののぞみ269号ですが、今日は果たしてどうなるのでしょうか。
・関連記事
台風18号の影響で新大阪発の新幹線や大阪近辺の電車は今どうなっているのか? - GIGAZINE
お台場の実物大ガンダム、静岡に移設され新幹線の車窓からも見られるように - GIGAZINE
リニア中央新幹線は東京~大阪間を最短67分で移動可能、JR東海が所要時間や工事費の試算を発表 - GIGAZINE
・関連コンテンツ