一見メルヘンだがよく見ると意味深なスノーグローブのアート

お土産やコレクターズ・アイテムとして人気のスノーグローブ、市販のものはクリスマスをテーマにしたものや観光名所・人気キャラクター・映画の一場面などをモチーフにしたものが主流ですが、バージニア州ノーフォーク出身のWalter Martin氏とスペイン出身のPaloma Munozさんという2人のアーティストによるスノードームのシリーズでは、一見かわいらしいがよく見ると少し怖い、独特のダーク・メルヘンな世界観が表現されています。
詳細は以下から。Walter Martin & Paloma Muñoz
2001年から2009年にかけて制作された「TRAVELERS」(旅人たち)というシリーズから。スノーグローブはそれぞれ直径6インチ(約15cm)、高さ9インチ(約23cm)で、スノーグローブそのもののほか、スノーグローブを撮影した写真作品があります。

2003年にニューヨークのP·P·O·Wギャラリーで行われた個展の様子。

2004年作「Traveler 126」。一見ほほえましいようでいて、悲劇の予感を秘める場面。

「Traveler 204」(2006年)。とても寒そうです。

「Traveler 218」(2007年)。溺れているようにも海から呼んでいるようにも見えます。

「Traveler 170」(2005年)。

「Traveler 225」(2007年)。ウェディングドレスのように長いすそが意味深です。

「Traveler 53」(2003年)。墓地で踊る2人。上の作品と合わせると物語が見えてきそうです。

「Traveler 174」(2006年)。巨人との対面。

「Traveler 175」(2006年)。雪像を作る人々。

2004年の「The Labrynth(迷路)」

「Traveler 63」(2003年)。狼から隠れているのでしょうか。

「Traveler 156」(2005年)。クモから逃げる。

2004年の「The Well(井戸)」

2004年の「Traveler 132」には「I Have A Future(私には未来がある)」という副題が付けられているようです。

「Traveler 135」の副題は「A Strange Mob(奇妙な集団)」。

「Traveler 136」(2004年)。頭が……。

2003年から2009年にかけて制作されたISLANDSという写真のシリーズから、2009年の「The Arrival(到着)」。ベックリンの「死の島」を想起させます。

2009年の「The Search」。何を探しているのでしょうか。

「A March Sky(3月の空)」(2008-2009)。

2008年作「Low Tide(干潮)」。満潮になったら舟には乗れますが荷物は流されてしまいそう。

2008年「The Honeymooners(新婚旅行者)」。花嫁は強し。

2006年「A Winter Walk(冬の散歩)」

2006年「After the Fire(火事のあと)」

2004年「Cold Front(寒冷前線)」。途方にくれているのでしょうか。

このほかにも多数の作品を以下のサイトから見ることができます。
Walter Martin & Paloma Muñoz
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in アート, Posted by darkhorse_log
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