女性は目の前のものを、男性は遠くのものを見るのが得意


「神は細部に宿る」と言ったミース・ファン・デル・ローエは男性ですが、一般的にはものを見るとき女性の方が細部を注視し、男性は全体を眺める傾向があると考えられているようです。

男女がお互いを非難する際には「木を見て森を見ない」女性や「ディテールに鈍感な」男性といった抽象的な意味でも使われてしまうこの男女の違いですが、実際に視覚で対象をとらえる際の得手不得手に男女差があることが、研究により裏付けられました。

詳細は以下から。The long and short of how men and women see | Mail Online

Hammersmith & West London College(ハマースミス・アンド・ウェストロンドンカレッジ)の心理学者Helen Stanceyさんたちの研究で、男性は遠くにある対象を見分けるのが得意なのに対し、女性は近距離でピントを合わせるのが得意であるということが明らかになりました。この研究結果はBritish Journal of Psychologyに発表されています。

これは進化の過程の中で男女の脳がどう発達したかを反映しています。狩猟に行く男性は遠くの獲物を見つける能力が必要だったのに対し、女性は近くにある果物や木の実、食べられる植物の根などを探すのに長けている必要がありました。

48人の男女を対象にした実験で紙に描かれた2本の線の中間点をレーザーポインターで示してもらったところ、対象から100cmの距離では男性の方が精度が高かったのに対し、50cmの距離では女性の方が精度が高いという結果が出ました。

Helen Stanceyさんは「近距離と遠距離からの視覚情報は、脳の中で違う経路で処理されるということがすでにわかっています。私たちの研究結果は女性では近くを見るとき用の経路が、男性では遠くを見る用の経路が優位にあることを示唆しています」と語っています。

また、レーザーポインターのかわりに棒を使ってもらった実験では、両方の距離で女性の方が男性より著しく高い精度で線の中間点を指すことができました。これは、棒を焦点とすることで脳が遠くの視覚情報を近くのものと同じように処理することができるためだろうと考えられています。

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