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はるか昔、地球には今の月以外にいくつも「失われた月」があったらしい


最新の研究結果によると、地球には現在、月が1つしかありませんが、はるか昔の地球にはたくさんの月があったかもしれないそうです。つまり、今見えている夜空とはずいぶん違っていた、と。

一体どういう理由でいくつも月があったのかという詳細は以下から。
Did Earth once have multiple moons? - space - 06 May 2008 - New Scientist Space

アメリカのカリフォルニア州にある米航空宇宙局エイムズ研究所(NASA Ames Research Center)に所属するJack Lissauer氏によると、そもそも地球に月ができた原因は、古代に起きた大災害が原因。どうやら約45億年前に火星ほどのサイズの惑星が地球に衝突したらしく、それがきっかけで月ができたらしい。そしてそのときに今の月だけでなく、さらにいくつかの月が発生しており、いわゆるラグランジュポイントに浮かんでいたらしい。これらの月は「Trojan moon」と呼ばれており、今も別の天体ではいくつか存在が確認されています。

また、カナダのブリティッシュ・コロンビア大学の天文物理学者であるMatija Cuk氏によると、これらの「失われた月」は今の月ができてから10億年以上ほど地球を囲んでいたと推測しており、地球から見ると木星とか金星のような感じで見えていたと考えられており、非常に明るい星として観測可能だったそうです。

なお、これらの失われた月たちは、最終的に月や地球の重力にひっぱられていき、宇宙のどこかへ漂流してしまった、あるいは月か地球に墜落したと考えられています。

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in メモ, Posted by darkhorse

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