日本全国の市区町村の中で平均寿命が最も短いのは大阪市西成区
厚生労働省が5年ごとに調査している全国市区町村別平均寿命のデータが発表されました。今回発表されたのは2005年(平成17年)のデータですが、平均寿命が最も長かったのは沖縄県北中城村の女性で89.3歳、短かったのは大阪市西成区の男性で73.1歳でした。
詳細は以下から。
厚生労働省:平成17年 市区町村別生命表の概況
データは以下のようになっています。
・上位10市区町村(女性)
第1位:沖縄県中頭郡北中城村 89.3歳
第2位:兵庫県川辺郡猪名川町 88.7歳
第3位:長野県下伊那郡高森町 88.5歳
第4位:沖縄県豊見城市 88.5歳
第5位:沖縄県南城市 88.3歳
第6位:長野県上伊那郡宮田村 88.2歳
第7位:神奈川県横浜市青葉区 88.0歳
第8位:北海道有珠郡壮瞥町 88.0歳
第9位:沖縄県中頭郡北谷町 87.8歳
第10位:神奈川県足柄上郡開成町 87.7歳
・上位10市区町村(男性)
第1位:神奈川県横浜市青葉区 81.7歳
第2位:神奈川県川崎市麻生区 81.7歳
第3位:東京都三鷹市 81.4歳
第4位:東京都国分寺市 81.4歳
第5位:東京都練馬区 81.2歳
第6位:長野県上伊那郡箕輪町 81.1歳
第7位:長野県上高井郡小布施町 81.0歳
第8位:東京都小金井市 81.0歳
第9位:熊本県上益城郡益城町 80.9歳
第10位:東京都目黒区 80.9歳
・下位10市町村(女性)
第1位:東京都西多摩郡奥多摩町 82.8歳
第2位:青森県南津軽郡大鰐町 83.1歳
第3位:東京都西多摩郡日の出町 83.3歳
第4位:大阪府大阪市西成区 83.3歳
第5位:北海道浦河郡浦河町 83.5歳
第6位:大阪府大阪市大正区 83.5歳
第7位:愛知県海部郡甚目寺町 83.7歳
第8位:北海道松前郡福島町 83.7歳
第9位:宮城県本吉郡本吉町 83.8歳
第10位:千葉県旭市 83.8歳
・下位10市町村(男性)
第1位:大阪府大阪市西成区 73.1歳
第2位:青森県北津軽郡板柳町 75.2歳
第3位:青森県西津軽郡鰺ヶ沢町 75.2歳
第4位:青森県五所川原市 75.5歳
第5位:福岡県田川郡大任町 75.5歳
第6位:青森県南津軽郡田舎館村 75.6歳
第7位:青森県南津軽郡藤崎町 75.6歳
第8位:青森県平川市 75.6歳
第9位:青森県北津軽郡中泊町 75.6歳
第10位:高知県室戸市 75.7歳
女性の上位には沖縄県の町村が4つ入るなど、長寿のイメージ通りの結果となっていますが、男性上位では沖縄はランクインせず、神奈川県と東京都から7つの自治体が入っているのはちょっと意外。
下位を見ると、大阪市西成区が男性1位、女性4位と双方でランクインしたものの、10位まで見てみると男性は青森県から7自治体がランクインする結果になっています。
そもそも「平均寿命」というのは、その年に生まれた0歳の平均余命のこと。これは保健福祉水準を総合的に示す指標として活用されており、沖縄県はがん・心臓病・脳卒中の三大死因での死亡率が低く、神奈川県と東京都は自殺や事故死亡率が低いため上位にランクインしているそうです。
5年前の調査の結果は以下。全体的に平均寿命が延びているようです。
平成12年市区町村別生命表の概況
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