Googleによると、ハードディスクは温度や使用頻度に関係なく故障する


今まで一般的に信じられてきたハードディスクにまつわる常識として、

・温度が高いと故障しやすくなる
・アクセス頻度が高いと多く動くため、故障しやすくなる


というのがありましたが、Googleが10万台以上の民生用ハードディスクドライブを使用した調査を行った結果、温度やアクセス頻度に関係なく故障することが判明したとのこと。

そればかりか、ハードディスク障害の早期発見、あるいは故障の予測を目的として搭載されている「S.M.A.R.T.(スマート)」の値から得られるいつ故障するかどうかの予測もほとんど関係なかったそうです。

Googleはこれらの実際のデータによる結果に基づき、既存のSMART値から新しい故障予測方法を見つけ出すことが必要である、と結論づけています。

かなり衝撃的なGoogleによる調査結果は以下の通り。
Failure Trends in a Large Disk Drive Population(PDFファイル:241KB)

使用したハードディスクドライブはATAあるいはSATA接続、容量は80GB~400GB、回転数は5400~7200rpm。これらのハードディスク約10万台について、温度とアクセス頻度、それから故障率とを比較して検討してみると、有意な関連性は認められなかったそうです。

ただし、ハードディスクの温度が50度を超えるような環境であれば、故障率は如実に上昇しています。これはハードディスクのメーカーも推奨していない温度なのでさすがに当然か。

また、SMART値から得られる故障予測日数についてはほとんど参考にならなかったが、いくつかの値に注目すると有意な関連性が認められており、特にScan Errorは割と関連が高く、Scan Errorが出てから60日以内に故障する確率は、Scan Errorが出ていない場合の実に39倍。

とはいうものの、Googleで故障してしまったハードディスクの大半は何のSMART値によるエラーも出していなかったそうで。いわゆる突然死ですね。

なお、ハードディスクのメーカーや種別による故障率も集計したそうですが、大人の事情によって公表できないそうです……ということは、明らかにどこかのメーカーの特定の機種に限ってはやはり故障しやすいものが存在するということなのだろうか……?あるいは、Googleがよく使っているハードディスクドライブのメーカーであれば、ある程度の信頼が置けるということなのだろうか……?こういうところをオープンにして欲しいのだが……。うーん……。

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in ハードウェア,  メモ, Posted by darkhorse