サンガリアの社名の由来は「国破れて山河あり」
杜甫の漢詩を元にした有名な「奥の細道」の一節を由来としたのが、あの変わった清涼飲料水で有名な「サンガリア」の社名の由来。以前はサンガリアの製品の缶にも書いてあったのですが、最近は知らない場合が多いようです。
さても義臣すぐつて この城にこもり 功名一時のくさむらとなる
国破れて山河あり
城春にして草青みたりと笠打ち敷きて
時のうつるまで涙を落とし侍りぬ
夏草や 兵どもが 夢の跡
だがしかし、「いち、にい、サンガリア♪」のCMソングにもさらに凄まじい由来があったのです。
まず、これがサンガリアの有名な「いち、にい、サンガリア♪」のフルバージョンと思われるCMムービー。なんとサンガリアの公式サイトにちゃんと置いてあります。
国やぶれてサンガリア編 1983年
いち にい サンガリア
にい にい サンガリア
サンガリア サンガリア
国破れて サンガリア
敵も味方も ヨンダリア
みーんなで仲良く 飲んだりア
サンガリアコーヒー
このCMソングの作詞作曲は、サンガリアの代表取締役社長である「石山 豊」氏によるものだそうです。
また、会社の沿革を見ると、決してイロモノやきわものがメインの会社ではなく、技術的にもしっかりした凄まじい企業であることがうかがえます。
サンガリア - 会社情報 - 沿革
1971年には市場が瓶から缶に移行すると見込んで「サンガリア缶コーヒー」発売、1997年には温められるペットボトルを研究開発、1999年に業界初の加温できるペット入り緑茶「あったかいお茶(300ml)」を発売、さらに2003年には業界初なる冷凍対応ペットボトル「氷晶」シリーズ発売。
さらに1995年には業界初のホームページを開設。大体、以下のような感じだったらしい。
SANGARIA HOME
CMコレクションは当時からあるらしい
また、日本サンガリアの過去の紹介ページから、貴重な社長の映像を確認できます。
SANGARIA 紹介
変わった会社だ……。
・関連コンテンツ