数百万のスマートフォンアプリで個人情報が「垂れ流し」になっていることが判明

by Evan Kirby
数百万ものスマートフォンアプリが、ユーザーの氏名・年齢・年収・電話番号・メールアドレスといった個人情報を暗号化せず「垂れ流し」にしている状態であることが明らかになりました。マルウェアなどを用いて情報が収集され悪用されるおそれがあることから、研究者が注意を呼びかけています。
Millions of Apps Leak Private User Data Via Leaky Ad SDKs | Threatpost | The first stop for security news
https://threatpost.com/millions-of-apps-leak-private-user-data-via-leaky-ad-sdks/131251/

この事実は、カスペルスキー研究所のロマン・ユヌチェク氏がセキュリティ関連情報を扱うRSAカンファレンスで語ったものです。
ユヌチェク氏によると、問題なのはアプリそのものではなく、人気の広告ネットワークで使用されているサードパーティー製SDKのソースコードにあるとのこと。実際に、ユヌチェク氏は広告出稿サーバーから送信されてくる暗号化されていないJSONファイルを傍受し、中に端末情報、ユーザー名、ユーザーの誕生日、GPS情報が含まれていたことを確認しています。
中には「悪意あるアプリ」も存在し、ユーザー名等の情報だけではなくSMSの中身や発着信履歴、連絡先など、より重要性の高い情報を盗み出しては、他に転用したり売却したりしているとのこと。
ユヌチェク氏からのアドバイスは、アプリをインストールしたときにどれぐらいの権限を求められるのかをよく確認すること、そしてできればVPNを使うこと、だそうです。
・関連記事
2017年に悪質なAndroidアプリは70万個以上削除されている - GIGAZINE
App Storeの総アプリ数は2017年に初めて減少したことが明らかに - GIGAZINE
Google未認証のAndroid端末でGoogle純正アプリが使えなくなる予定 - GIGAZINE
VPNでもWebRTC経由でIPアドレスが漏洩するとセキュリティ専門家が警告、漏洩の危険があるVPNも公開 - GIGAZINE
無料&登録不要でVPNを使いアクセス規制を突破&セキュリティを保つiOS・Android・Windows・Chrome・Firefoxアプリ「Betternet」 - GIGAZINE
ユーザーのプライバシーを守るはずのVPNサービス「Hotspot Shield」がアクセスデータを売っていたと糾弾される - GIGAZINE
簡易NAS・VPN・自動帯域切り替え・悪意あるパケット検出などをアドオンで追加可能な超絶多機能なルーター「Synology RT2600ac」レビュー - GIGAZINE
・関連コンテンツ
in モバイル, セキュリティ, Posted by logc_nt
You can read the machine translated English article Personal information turned out to be "d….