世界最大級の仮想通貨取引所がサイバー攻撃を受け1億円以上を盗み出される

By Zach Copley

ビットコインやイーサリアムといった仮想通貨を取り扱う世界最大規模の仮想通貨取引所のひとつである「Bithumb」がハッキングされ、多数のユーザーアカウントが漏洩し、100万ドル(約1億1000万円)分以上の仮想通貨が盗み出されたことが明らかになりました。

Largest Cryptocurrency Exchange Hacked! Over $1 Million Worth Bitcoin and Ether Stolen
http://thehackernews.com/2017/07/bitcoin-ethereum-cryptocurrency-exchange.html


Bithumbはその名称からも分かるようにビットコインの取引所であり、それと同時に仮想通貨・イーサリアムの取引でもあります。実際、世界中で取引されるイーサリアムの約20%はBithumbが占めていると言われており、名実ともに韓国最大の仮想通貨取引所として知られています。記事作成次点では、Bithumbは世界で4番目に大きなビットコイン取引所であり、世界最大のイーサリアム取引所でもあるとのこと。

そんなBithumbがサイバー攻撃を受けて多数のユーザーアカウント情報が漏れ、100万ドル分以上の仮想通貨を顧客アカウントから盗み出されるという事態が起きています。韓国の地方新聞である慶北新聞によると、被害額はまちまちではあるものの、1000万ウォン(約98万円)相当の仮想通貨を盗み出されたユーザーもいるとのこと。被害者の数は100人近くおり、被害総額は数百万ウォンにものぼると推定されています。なお、被害者の中には12億ウォン相当の仮想通貨を盗まれたと主張するユーザーもいます。

By Jason Benjamin

また、韓国政府が資金提供を行っているYonhap Newsによると、Bithumbは仮想通貨の他に3万1800人分ものユーザーの個人情報を盗み出されており、これにはユーザーの名前・メールアドレス・携帯電話番号などが含まれているとのことです。ただし、Bithumbはハッキング被害にあったのは全体のユーザーの3%に満たないと主張しています。

なお、Bithumbによれば「本社のサーバーではなく、従業員の1人が家庭で使用しているコンピューターがハッキングされ、携帯電話番号やメールアドレスの個人情報が流出することになった」とのことで、ネットワーク全体に問題があったり、パスワードがクラックされたものではないようです。また、仮想通貨を用いた取引において使い捨てのパスワードを使用したことで、一部のユーザーのアカウントから仮想通貨が盗み出されることになったとも主張しており、一部のユーザーアカウントから仮想通貨が盗み出されたのはBithumbが受けたサイバー攻撃の影響ではないとしています。

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in セキュリティ, Posted by logu_ii