自作のテスラコイル銃で稲妻をぶっ放す様子を超ハイスピードカメラで撮影するとこうなる
独特の高周波ノイズを奏でながら空中に稲妻を作り出す「テスラコイル」は男心をくすぐるアイテムで、音楽を奏でるマシンが作られるなど、一部のマニアから強烈な支持を集めています。そんなテスラコイルへの愛が高じて、テスラコイルを使った銃を自作してしまった強者がいます。
Handheld TESLA COIL GUN at 28,000fps - Smarter Every Day 162 - YouTube
今回デスティンさんが取り上げるテーマは「テスラコイル」。発明したのはニコラ・テスラです。
テスラの功績の中でも有名なのが、交流を利用したモーターや発電機。水力発電の実験が行われたナイアガラの滝には、テスラの功績をたたえる銅像が建てられています。
そして発電機と同じくらい有名なのがテスラコイル。高圧のテスラコイルの実験現場で読書をするテスラの異様な姿はあまりにも有名です。
そんなテスラコイルを使ってメロディを奏でる自作キットも発売されています。
テスラコイルが放電するときに発するノイズを使って音楽を奏でるという仕組み。
スーパーマリオのメロディを奏でるテスラコイルを見た子どもたちは……
満面の笑み。
テスラコイルの魅力は、卓上サイズにはとどまりません。
デスティンさんが訪ねたのは、大きなテスラコイルを自作したというキャメロンさん。
テスラへの憧れが高じて、なんと「Tesla Universe」というサイトを運営しているそうです。
そして自作したのが高さ9フィート(約2.7メートル)もあるテスラコイル。
コンデンサーはMRIのものを流用しているとのこと。
さっそく放電実験を行うと……
稲妻が地面を直撃しました。
キャメロンさんがガレージ兼実験室から取り出したのはテスラコイルの銃。
物々しい装備です。
水冷式のコンピューターを背負っています。
空に向けて稲妻をぶっ放すキャメロンさん。
稲妻を連発すると、水冷の冷却システムのファンがうなりを上げ始めました。
笑顔で空に向けて稲妻を放つキャメロンさんは、まるで無邪気な子どものような表情です。
デスティンさんはテスラコイル銃の稲妻をハイスピードカメラで撮影しようとしましたが、暗すぎてうまくいきません。
あらためて日中に黒い幕を張った状態で実験を再開。
28000fpsという超スローモーションでの撮影が可能なハイスピードカメラで放電の様子を撮影しました。
空中に放たれた稲妻は……
するすると伸びていき……
ある時点で一気に枝分かれします。
トリガーから指が離れると、逆再生するかのように稲妻は縮んでいき……
余韻を漂わせながら消えました。
次に、物体に稲妻をぶつけるシーンを撮影することに。
キャメロンさんは、おもむろに自分の手に稲妻を撃ち放ちました。
「ケガしないの!?」
デスティンさんもテスラコイル銃の威力を体験することに。
稲妻が指を直撃すると……
思わず手を引っ込めてしまいました。
徐々に慣れてきた様子。
ハイスピードカメラの映像で見てみると……
指を直撃して……
稲妻が消えてから少しの間を置いてから、反射的に手を引っ込めているのが確認できます。
デスティンさんもテスラコイル銃をぶっ放してみることになりました。
状況がよく確認できないほどの暗がりですが……
稲妻をぶっ放すと周囲の様子がよくわかります。
テスラコイル銃を金属の物体に放つ様子は、まるでSF映画のような光景になりました。
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