取材

「planetarian」との一夜限りスペシャルコラボが明石市立天文科学館で開催、すずきけいこが生解説&生セリフを披露


「AIR」「CLANNAD」などで知られるKey原作のアニメ「planetarian~ちいさなほしのゆめ~」と明石市立天文台によるコラボレーションイベント「planetarian twilight theater」が開催されました。明石市立天文科学館のプラネタリウム投影機「Universal 23/3(イエナさん)」が作中に登場することで実現したイベントでは、ほしのゆめみを演じたすずきけいこさんによる日の入りシーン投影の生解説やプラネタリウムでの一挙上映、イベントでしか手に入れられないレアグッズの抽選会など楽しいイベントがめじろ押しでした。

planetarian twilight theater|その他イベント|明石市立天文科学館
http://www.am12.jp/event/other/other_h28/planetarian twilight theater.html

配信・劇場アニメ「planetarian(プラネタリアン)」公式サイト
http://planetarian-project.com/

兵庫県明石市にある明石市立天文科学館に到着。


開場10分前になると座席の抽選会が行われ、長蛇の列ができていました。


会場は明石市立天文科学館の2階にあるプラネタリウムドームです。ドームの中心にあるのがイエナさんこと日本最古のプラネタリウム投影機のUniversal 23/3で、イエナさんを囲むようにして座席が設けられています。


プラネタリウムドームでは、プラネタリウムの調整・修理に使う工具や……


恒星投影機用の電球など、ここでしか見られないプラネタリウムの備品を展示。


これはプラネタリウムの操作卓です。プラネタリウムの解説員は星の解説をしながら操作卓を使ってプラネタリムを操作しているとのこと。


イベント開始前と後は自由に撮影OKで、参加者は普段は間近で見られない投影機をパシャパシャと撮影して楽しんでいました。中心までの高さが3mで重さが2トンあるイエナさんは、間近で見るとものすごい迫力です。


イエナさんの台座に書かれている「Carl Zeiss JENA(カール・ツァイス・イエナ)」は、この投影機を製作し、レンズメーカーとしても有名な「カール・ツァイス」のかつての社名で、イエナさんの由来にもなっています。


イエナさんや展示品を撮影しているうちに会場は満席に。


イベントがスタートし、まずはアスミック・エースの青木宏之さんと明石市立天文科学館の長尾高明館長があいさつ。長尾館長は「私がゆめみちゃんを長い間閉じ込めていた館長です」とあいさつし、会場は大爆笑に包まれました。


あいさつに続いて、ほしのゆめみを演じたすずきけいこさんが登場し会場からは大きな拍手が巻き起こりました。


すずきさんは明石市立天文科学館に来たことがあるそうですが、今日はplanetarianのイベントで生解説をすることもあって感慨深げに参加者に感謝の意を述べていました。


すずきさんがあいさつを終えると、参加者が座席の背もたれを後ろに倒してそのまま日の入りシーンの投影へ。


太陽が西に沈み一番星が見え始め、その後にさまざまな星たちが見えてドームが満点の星空に包まれるという一連の流れをすずきさんの生解説で堪能できるという、ファンにはたまらない演出になっていました。


生解説の次に行われたのは、ネット配信版「planetarian~ちいさなほしのゆめ~」の第1章「ロボットの花束」から第3章「ゆめみの投影」までの一挙上映。


プラネタリウムドームでの上映ということで、参加者は座席を倒して真上を見ながら鑑賞。画面が大きなドームに2つ投影されるという、通常の映画館では絶対にできない体験です。


上映会の後は、すずきさんがplanetarianの名セリフを読み上げてくれるというスペシャルコーナー。名セリフベスト3は、参加者の事前アンケートで決められています。


名セリフベスト3はこんな感じで、少し長いですが列挙します。すずきさんは、この長いセリフを全部読み上げてくれました。

第1位(第3章):「本日は、花菱デパート本店プラネタリウム館にようこそおこしくださいました。私は当館解説員のほしのゆめみと申します。投影を始めます前に簡単な注意事項をお伝えします。投影中の私語は他のお客様のご迷惑となりますので、お控えください。携帯電話、時計のアラームなどは、あらかじめお切りください。また、投影中の飲食および喫煙はお控えくださいますようお願いします。それでは最後に、みなさまを星の世界へお誘いする大切なパートナーを紹介します。盛大な拍手でお迎えください。……イエナさんです!!実はぁ、イエナさんというのはぁ、このおっきな機械の名前なんですねぇ。それでは、イエナさんからみなさまにお近づきのご挨拶を~」


第2位(第2章):「プラネタリウムはいかがでしょう?どんな時も決して消えることのない無窮のきらめき……。満点の星々がみなさまをお待ちしています。こんにちは、お客様。ご気分はいかがでしょう」

第3位(第3章):「お客様、本日の投影は終了しました。お客様……お客様?……眠ってしまったんですね。諸事情を勘案しますと、お客様にはこのまま朝までお休みいただくのが最善と考えます。ですからきっと、お客様は特別上映に満足してくれたのだと思います。私はとてもうれしいです。お客様は今、どんな夢をごらんになっているのでしょう。わたしはロボットなので、夢は見ないのですが。でもきっとお客様は楽しい夢を見ているのだと思います。お客様、以前に館長さんは、星空の下で眠ることが、人間には一番のぜいたくなんだと教えてくれました」

イベントの最後には、すずきさんのサイン入りポスターやアフレコ台本などプレミアグッズが当たる抽選会が行われたのですが、イベントの開催日はすずきさんの誕生日ということで、サプライズで花束とケーキが手渡されました。すずきさんも全く知らなかったようで、ものすごくびっくり&感動しまくりで、会場は暖かい雰囲気に包まれました。


誕生日ケーキはゆめみちゃんのイラスト付きです。


抽選会が終わるとイベントは終了。劇場版「planetarian~星の人~」の公開日である9月3日が目前に迫っており、すずきさんによると「配信版からここがこう変わるだけでこんなに印象が変わるの!?」と感じた部分が多々あったそうです。また、BGMも配信版から変更されていて、同じシーンでも全く異なる雰囲気で楽しめるとのこと。


9月2日までは「planetarian~ちいさなほしのゆめ~」全5話をニコニコ動画・J:COMオンデマンド・バンダイチャンネル・U-NEXT・GYAO!・楽天SHOWTIME・Amazonビデオ・ビデオマーケット・LINE LIVE・abemaTVで無料配信しており、まだ見ていない人にはちょうど良い機会になりそう。また、公開前日の9月2日にはTOHOシネマズ新宿で「『planetarian~星の人~』前夜祭」という上映イベントを開催予定。前夜祭には津田尚克監督が登場し、上映終了後にトークショーを行うとのことなので、気になる人は要チェックです。

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in 取材,   アニメ,   ゲーム, Posted by darkhorse_log

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