平均年収を上回る職業のランキングと平均年収推移を見るとわかる職業格差

By katiew

求人メディアや企業のWebサイトなどから情報を集め、求職者の希望に合った企業を一覧表示してくれるサービスのIndeedがアメリカにおける職業に関する調査をまとめたレポートを公開し、平均年収以上をもらっている職業の割合が全体と比べるとかなり少なくなっていることが明らかになりました。

State_of_Opportunity-Indeed_Hiring_Lab.pdf
(PDF)http://blog.indeed.com/wp-content/uploads/2016/07/State_of_Opportunity-Indeed_Hiring_Lab.pdf

The Short List of Jobs With High and Rising Pay - Real Time Economics - WSJ
http://blogs.wsj.com/economics/2016/07/26/the-short-list-of-jobs-with-high-and-rising-pay/

アメリカで記録された過去30年間で最も高い平均年収である5万7700ドル(約608万円)を上回っている職業を、2000年~2014年の給料実質上昇率でランキングしたのが以下の表になります。職種ごとに、給料実質上昇率をえんじ色、平均年収を黄色で表しています。トップは上昇率が42.0%で平均年収が9万9270ドル(約1080万円)のメディカルアシスタント。その次に作業療法士、財務管理者と続いています。


800種類もの職業を調査したIndeedによれば、平均年収が5万7700ドル以上で、かつ、給料実質上昇率が過去10年間の物価上昇率に見合う数値を出しているのは全体の15%しかなかったとのこと。上述の表を見てもわかるのですが、こういった職業に就いているは学士を取得している人がほとんどで、学士を取得していない人が就いた職業とは給料上昇率や年収面で大きな隔たりがあるそうです。特別なスキルを必要としないにも関わらす高額な給料をもらえる職業は減少しており、こういった情勢が25~54歳の働き盛りの世代の人たちの労働状況を悪化させています。

以下のグラフは1985年から2014年までのアメリカにおける平均年収の推移を表したもの。平均年収は物価の上昇に見合うようにインフレ率が考慮されています。平均年収は1985年から上昇し続けますが1989年ごろから景気が後退し、1994年に最低平均年収を記録。その後は上昇し続け1999年に5万7700ドルで過去20年間におけるピークに達します。その後は2回の景気後退を挟んで、2015年には約5万3800ドル(約570万円)に落ち着きました。


以下はピークに達した2000年からどれくらい平均年収が下がったかを表したグラフ。2000年以降で最も低い平均年収だった2012年は、2000年から約9%も減少していることがわかります。


Indeedによれば、平均年収以上をもらう人とそうでない人の間に大きな格差がある傾向は、今後も続いていく見通しとのことです。

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