Googleのスマホ「Nexus」シリーズの次期端末はHTC製であることが濃厚

GoogleのNexusシリーズはモデルごとに製造メーカーが異なり、2015年の「Nexus 5X」はLG製で、「Nexus 6P」はHuawei製となっています。毎年10月ごろにNexusシリーズの新端末の発表が行われるのですが、過去に多くの製造メーカーを当ててきた実績のあるAndroid Policeが、次期Nexus新端末の新たな情報をリークしました。

Exclusive: specs for "Sailfish" - the smaller of two upcoming HTC-built Nexus devices
http://www.androidpolice.com/2016/06/23/exclusive-specs-for-sailfish-the-smaller-of-two-upcoming-htc-built-nexus-devices/

過去にリークした情報を何度も的中させてきた信頼のある情報筋から情報を得たというAndroid Policeによると、次期NexusシリーズのスマートフォンはHTC製の2台が登場し、1つは開発コードネームが「Sailfish」で、もう1つは「Marlin」と呼ばれているとのこと。

詳細がリークされたのはSailfishのみで、Sailfishは5インチで1080pのディスプレイを搭載し、CPUが2.0GHz 4コア(モデル名不明)、メモリが4GB、ストレージが最低でも32GBあるとのこと。また、バッテリーは2770mAhで、背面に1200万画素のカメラを、前面に800万画素のカメラを搭載。前モデルのNexus 5Xに引き続きUSB Type-Cと指紋認証を採用している可能性が高くなっています。

もう1台のMarlinについてはSailfishよりも大きな端末になるとされていますが、詳細は不明。2016年6月6日には、Huaweiの南アフリカ支社の幹部が「今年もNexusの開発を行っている」と発言したことから、2016年の次期NexusはHuawei製という話もあり、2台ともHTC製になるのか、それとも1台はHuawei製になるのか、まだまだどうなるかはわからないといった状況です。

さらに、2014年11月に発表されたHTC製の8.9インチタブレット「Nexus 9」の製造が終了していたことが明らかになっており、2015年に発表されたGoogle自ら設計を担当したタブレット「Pixel C」に引き続き、自社開発の新タブレットを投入する可能性も十分にあります。

◆2016年7月1日 10時15分追記：
次期Nexusの新端末である「Marlin」のスペックが、Android Policeによってリークされました。Android Policeは公開した情報について「このウワサに対する私たちの確信レベルは10段階中9」としており、強い証拠を持っている、と主張しています。

Exclusive: specs for "Marlin" - the larger of two upcoming HTC-built Nexus phones
http://www.androidpolice.com/2016/06/30/exclusive-specs-for-marlin-the-larger-of-two-upcoming-htc-built-nexus-phones/

Android Policeが公開したMarlinのスペックは以下の通り。

・HTC製
・Qualcommのクアッドコア・プロセッサー
・5.5インチ、QHD(2560x1440) AMOLEDディスプレイ
・USB Type-Cポート
・12メガピクセルのリアカメラ、8MPのフロントカメラ
・4GB RAM
・3450mAhバッテリー
・底面スピーカー
・32GBと128GBのストレージ
・Bluetooth 4.2

◆2016年7月7日 14時41分追記：
追加情報によると、ホームボタンはこのように、ソリッドホワイトの円から4色がちらっとのぞく花のようなデザインになる可能性があるとのこと。周辺に4色のない、ソリッドホワイトの円だけという可能性も消えてはいないそうです。

端末の主な素材はポリカーボネートではなくアルミニウムで、背面にはこれまでのNexusと同様に指紋スキャンが搭載されます。背面パネルは、指紋スキャン部分を含めた一部分がプラスチックかガラス製になって、微妙なツートンカラーに。背面カメラの出っ張りはなく、また、HTCのロゴも入らない可能性が高い、とのことです。