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EvernoteとGoogleドライブが機能の連携を発表、サービス間でコンテンツをシームレスに扱うことが可能に


GoogleとEvernoteはアメリカ時間の2016年5月12日、両サービスの機能を連携することを発表しました。この連携により、Googleドライブに保存されたデータをEvernoteで使用したり、Evernoteの検索画面のままGoogleドライブの中身を検索したりが可能になります。これまでは別の場所で行っていた作業をシームレスにひとまとめにすることが可能となり、作業性が向上するとのことです。

Google Drive Blog: Grow your ideas with Evernote and Drive
https://drive.googleblog.com/2016/05/drivefilesinevernote.html

Evernote と Google ドライブが実現する、よりスマートな働き方
https://blog.evernote.com/jp/2016/05/13/52816

両サービスが連携することで実際にどのようなことが可能になるのか、以下のムービーでわかりやすくまとめられています。

Evernote and Google: A Smarter Way to Work - YouTube


Evernoteで「ノート」を作成中。画面右上には、これまでにはないアイコンが表示されています。


そこにはGoogleドライブのアイコンが。実際の画面では黒いアイコンですが、ここをクリックしてみると……


ファイルの選択ウィンドウが表示されました。何の変哲もないウィンドウに見えますが、じつはEvernoteの画面からGoogleドライブの中身をみて、さらにはファイルを選択できるという、実はかなり便利な画面です。


選んだファイルへのリンクがEvernoteのノートに貼り付けられました。これは単なるリンクの貼り付けではなく、コンテンツを直接埋め込み、サムネイルプレビューを追加することができるようになっているという点がポイント。リンクをクリックするとファイルが開き、そのままデータの操作を行うことができるので、従来のようにわざわざ別ウィンドウを開いてファイルを選択して……という面倒を省けるということです。


また、EvernoteからGoogleドライブのデータを検索することも可能。


Evernoteの検索画面でキーワードを入力して検索すると、検索結果が表示されたのですが……


ここには先ほど作っていたノートの画面も。つまり、ノート本体ではなくGoogleドライブにリンクしているコンテンツを含めて検索ができるということになり、まさに両者がシームレスにつながっていることがよくわかります。


なお、記事作成時点だとこの連携機能はChromeブラウザとAndroid向けのアプリのベータ版として提供されている状態。Chromeの場合はこのリンクからEvernote Webにサインインして、ノートエディタの右上にある「ベータ版を試す」をクリックすると、上記のようにGoogleドライブのアイコンが表示される画面に入ることができます。


Androidスマートフォンの場合は、ブラウザでこのリンクをタップして表示される画面で「テスターになる」をタップして、テスト版アプリを使用する手続きを進めればOKです。

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in ウェブアプリ, Posted by darkhorse_log

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