ハードウェア

小型ニキシー管をディスプレイにしたスチームパンクな腕時計「Nixie Watch」


ガラス管の中でオレンジ色に光る数字を浮かび上がらせる「ニキシー管」をディスプレイに使用した腕時計「Nixie Watch」が登場しました。

The Square Nixie Watch by Cathode Corner
http://www.cathodecorner.com/nwl/index.html

「Nixie Watch」は2つのニキシー管を使用した腕時計です。腕時計なのに表示できる数字は2桁だけ、というかなり割り切った仕様で、Nixie Watchを装着した手首を設定しておいた角度に傾けてディスプレイをのぞき込むと、本体が傾きを検知して現在時刻を表示してくれます。表示方法は、最初に「時」、次に「分」を表示するとのこと。なお、ニキシー管に表示される数字のサイズは縦14mmです。筐体部分に使用されているのは航空機の構造材料に使用されるレベルのアルミニウムで、長期間の利用にも耐えられるように表面にはアルマイト処理が施されています。本体サイズは幅48mm×縦53mm×薄さ16mmで、耐水処理も施されていますが耐水深度を測れるほどのレベルではないとのこと。


ケースの裏面は手首とふれあう部分なので、特に強くアルマイト処理が施されています。また、製品版は裏面に製品のシリアル番号が刻印されることになる、とのこと。


本体側面には2つボタンが設置されており、これを使って時刻のセットが可能。時計の表示時刻は12時間表示と24時間表示の両方に対応。また、側面にはMicro-USBポートが配置されており、ここから本体を充電できます。1度充電すれば2~4週間充電ナシで利用でき、本体の充電が必要になってくると、時刻を表示するディスプレイがチカチカ点滅してバッテリー低下を知らせてくれます。なお、バッテリー低下時でも時刻は判別可能とのこと。


本体カラーは左からオレンジ・レッド・ブラック・パープル・ブラック・ブルー・ゴールド


バッテリーはリチウムイオン・ポリマー・バッテリーを採用しており、Micro-USBポートには防水処理が施されています。


「Nixie Watch」の実物を触っているムービーもYouTube上で公開されています。

2016 Nixie Tube Wristwatch from Cathode Corner - YouTube


これがNixie Watch。


腕に装着するとこんな感じ。


腕を傾けると……


ディスプレイ上に時刻が表示されます。


手に持つとこれくらいのサイズ。


本体側面のMicro-USBポートを使って充電を行います。


バンド部分には「WATERPROOF LEATHER(防水レザー)」という刻印が入っており、防水レザーが使用されていることがわかります。


ニキシー管をアップで見るとこんな感じ。


「Nixie Watch」は記事作成時点ではプレオーダー受付中で、2016年5月の出荷予定となっています。なお、本体価格は795ドル(約8万7000円)でアメリカ国外への発送には別途95ドル(約1万円)の送料が必要となります。加えて、ニキシー管部分は15ドル(約1600円)でスペアパーツを購入可能です。

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in ハードウェア,   動画, Posted by logu_ii

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