ジャングルのハンター必見、木の皮や鳥の羽根など自然素材だけで弓矢を作る方法
手斧から果ては住居に至るまで、ありとあらゆるモノを近代的技術や工具を使わずに作り上げていくストイックなDIY系YouTubeチャンネル「Primitive Technology(原始的技術)」で、本当に射出できる実用的な弓矢を作りあげる様子をムービーで目の当たりにすることができます。
Bow and Arrow - YouTube
まずは太めの木を手斧で伐採していきます。この時使っている手斧も別のムービーの中で作られたモノ。
伐採した木を半分に割ります。
石を使って切断面を少しずつ削っていきます。
すると弓の原型ができあがりました。
ここで別の木を切断。
木の皮をバリバリ剥がしています。
木の皮を割いていき、繊維を収集。
繊維をよじっていくと縄が作れるわけです。
木の皮から作ったとは思えない弓の弦が完成。
木の弓を思い切りしならせた状態で、両端に弦を巻き付けます。
弦の張り具合をチェック。
見事な弓が完成してしまいました。
続いて細めの木を伐採。
表面は石でこすってキレイに仕上げます。
ここで突如として黒い鶏が出現。弓矢の的になるのかと思ったら……
羽根が必要だった模様。
鶏の羽根を小さく分解していきます。
ここで木の幹から樹脂をゲット。何から何まで近代的な道具は一切使われません。
先ほどの細い木に樹脂をぬりぬり。
小さくカットした羽根を付けて、はずれないよう細いヒモでグルグル巻きにしています。
羽根の反対側を火であぶっています。
これは先端を鋭くとがらせているようです。
というわけで6本の矢も完成。
極めつけに木の皮を折りたたんで口の開いた筒状にし、ヒモで補強。
肩から背負える矢筒まで作り上げてしまいました。
さっそく試し打ち。ムービーではかなりの回数の矢を撃っており、失敗もありますが10メートルほど離れた場所にある木の板を見事に射止めていました。
矢筒から次の矢をとる動作もサマになっています。
的に刺さった矢はこんな感じ。矢尻や返しはないものの、先端を火であぶって硬化させたことで、しっかりと木の板に突き刺さっているのがわかります。
引き抜くのもけっこうな腕力が必要な様子。実際にジャングルで狩猟する分には問題ない実用性を備えているようです。Primitive Technologyのチャンネルでは、他にも泥を固めた簡易ストーブを使った「木炭の作り方」、「手投げ投石機の作り方」、「毒のある木の実の安全な食べ方」など、現実でマインクラフトを実践しているようなムービーの数々は必見です。
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