レビュー

囲碁から生まれた5~15分で遊べるイージー碁「Ranka(ランカ)」をプレイしてみた


Googleの人工知能「AlphaGo」と囲碁のトップ棋士イ・セドル九段による「人工知能vs世界最強の棋士」という世紀の対戦が繰り広げられ、囲碁が大きな話題となりましたが、「囲碁はなんだかルールが難しそう」と実際に遊んでみることを敬遠している人も多いはず。そんな「囲碁に興味はあるけどルールは知らないし……」という人にぴったりな、5~15分で遊べるイージー碁が「Ranka(ランカ)」です。実際に遊んでみると、ルールがとても簡単でプレイまでのハードルがとても低いのに対して、ゲーム自体は奥が深くどんどんのめり込んでしまう魅惑のゲームになっていました。

TANSAN&Co. / タンサンアンドカンパニー – Ranka 企画・ゲームデザイン・グラフィックデザイン・イラスト/2015 (ボードゲーム)
http://www.tansan.co/post/115930147452/

◆フォトレビュー
これがランカ。


パッケージにはランカで使用するコマに手足を生やしたキャラクターが描かれています。


対象年齢は8歳以上で、ゲームは2人用。プレイ時間は約15分と記されています。


箱をパカリと開けると、中には説明書が入っていて……


その他、ゲームで使用するコマと……


ゲームをプレイする盤面が入っていました。盤は硬めの厚紙製です。


ランカで遊ぶには、まずコマをプチプチ切り離します。


コマは青色と黄色の2種類あり、それぞれ52個ずつあります。


コマをアップで見るとこんな感じ。パッケージのイラストのように、目が描かれていてどことなく生物っぽい印象。


手のひらに載せるとこれくらいで、碁石と同じくらいのサイズ感。


青色のコマの裏面は黒色、黄色のコマの裏面は白色になっており、白黒面で遊んでもOK。


コマを側面から見るとこんな感じ。盤と同じく硬めの厚紙製。


表側はコマの縁部分が丸みを帯びています。


裏側の表面はめくれやすくなっているので、台紙から切り離す際には注意が必要です。


盤面はマス目が96個ある大きなサイズの面と……


マス目が54個しかない小さなサイズの面の2種類があります。ゲームに慣れるまでは小さな面を使用するなどすれば良さそうです。


◆基本ルール
ルールは簡単で、2人のプレイヤーが交互にコマを盤面に置いていきます。先手は青色のコマ。


以下のように、異なる色のコマで自分のコマを囲まれると……


コマを取られてしまいます。勝利条件は先に相手のコマを5つ以上取れば勝ち、というとてもわかりやすいもの。この「コマを5つ取れば勝ち」というルールが囲碁とランカの大きく異なる部分です。


また、盤面の端は壁となっており……


以下のように壁と相手のコマに挟まれてもコマが取られてしまいます。


さらに、以下のように壁をうまく使って相手のコマを複数同時に囲んでもOK。


すでに相手の色で囲まれたマス目にコマを置くことはできませんが……


以下のように青色のコマで囲まれているマス目でも、そこに置くことで相手のコマをゲットできる場合は……


コマ置いて相手のコマ(青色)をゲット可能。このあと、コマが取られた場所に青色のコマを置くと、黄色のコマを奪うことができますが、同じ手が繰り返されてしまうことになるので、一度他のマス目にコマを置いてからでなければ、このコマを取りに行くことはできなくなっています。これは、囲碁のコウのルールと同じ。


なお、ランカの基本ルールはランカの販売元であるタンサンアンドカンパニーの公式ブログにも掲載されており、こちらもとてもわかりやすいです。

発売記念 Ranka [ランカ]って一体どんなゲームなの? 基本ルール編 - TANSANFABLOG


◆追加ルール
さらに、ランカには基本ルールに追加して遊べるルールが存在します。

追加ルールで遊ぶには、この赤と白の水玉模様のチップを使用。


赤色のチップは「ミール」と呼ばれるもの。


裏面はグレーの格子柄になっており、こちらの面の名前は「ウォール」です。


これはゲーム開始前に後手(黄色)から1個ずつ交互に自由なマス目に配置します。チップは全部で5個です。


ミールとウォール(追加チップ)は三角形のコマと同じように、周りを自分のコマで囲むことで……


ゲット可能。


以下のように追加チップと相手のコマをまとめて囲んでも……


ゲット可能。この追加チップを使用したルールの場合、追加チップを3つ取る、もしくは相手のコマを5つ取ることで勝利となります。


そしてミールとウォールの違いですが、ミールはただのチップであるのに対して、ウォールはチップであり壁にもなるという点。つまり、ウォールと自分のコマで相手を囲めば、相手のコマをゲットできるというわけです。


◆実際に遊んでみた
というわけで実際に初心者に追加ルールありの大きなサイズの盤面でランカをプレイしてもらったところ、ゲームは3分も経たないうちに終了してしまいました。以下のムービーは初心者同士にランカをプレイしてもらった様子を2倍速で再生したものです。

初心者が「Ranka(ランカ)」をプレイするとこんな感じ - YouTube


GIGAZINE編集部内で遊んでみた際は囲碁初心者しかおらず、以下のように大量のコマを一気に取られてゲームオーバー、ということもあったのですが、プレイするうちに「これは悪手」「こんな逃げ方がある」など、さまざまな気づきにめぐりあえます。こういった気づきにであい、打ち手を工夫するのがとても面白く、初心者同士で遊んでいる際は1度対戦しているうちに「こ、こいつ、また奇妙な打ち方を……!」「対局中に進化している……?!」といったことが多々ありとてもエキサイトします。また、対戦相手を変えると「こんな打ち回しがあったのか!「そんな初手あり?!」といった驚きがあるのも面白い点です。


また、小さい方の盤面だとゲームがとてもスピーディーに終わるので、囲碁というよりも五目並べなどに近いイメージでした。小さな子どもと遊ぶ際などは小さな盤面を使用すると良いのかもしれません。対して、大きな盤面の方はマス目が多くコマを配置できる場所も多いので、ついつい長考してしまい、さながら囲碁の対戦のような雰囲気になります。


加えて、追加ルールで遊ぶと「こんなところにウォールが……!」「コマ取りばかり気にしていたらチップを3つ取られて負けた」といった基本ルールでは味わえない驚きにも出会えるので、これはこれでかなりありでした。


なお、ランカはコマと……


盤面を箱に収納することが可能。


この箱はiPhone 6と比べるとこれくらいの大きさなので、手軽に持ち運びできるというのも大きなポイントになっているわけです。


なお、ランカはAmazon.co.jpで税込み1944円で販売されています。

Amazon.co.jp | イージー碁:Ranka | 囲碁 通販}

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in レビュー,   動画,   ゲーム, Posted by logu_ii