「Google Chrome 49」安定版公開、スムーズスクロールやバックグラウンド同期に対応
ウェブブラウザ「Google Chrome」の最新安定版・バージョン49.0.2623.75が公開されました。セキュリティ面で26件の脆弱性が修正されているほか、閲覧中のサイトをスクロールしたときにスルスルと下の方が表示されるスムーズスクロールに対応。また、ブラウザを閉じていてもバックグラウンドでデータの送受信を行う「Background Sync API」にも正式に対応しています。
Chrome Releases: Stable Channel Update
http://googlechromereleases.blogspot.jp/2016/03/stable-channel-update.html
Smooth Scrolling in Chrome 49 | Web Updates - Google Developers
https://developers.google.com/web/updates/2016/02/smooth-scrolling-in-chrome-49
Introducing Background Sync | Web Updates - Google Developers
https://developers.google.com/web/updates/2015/12/background-sync
スムーズスクロールがどんな感じなのかはムービーで見てみないとわかりませんが、これまではスクロールしたときにカクカクと何段かごとに表示されていたページでも、スクロールに合わせてスルスルと表示されるようになるということ。jQueryで実現しているサイトもあります。なお、Firefoxではバージョン13で対応済み。
Smooth scroll behavior in Chrome - YouTube
ただし、「スムーズスクロールは嫌いなのでやめてほしい」という声も少なくありません。その場合、アドレスバーに「chrome://flags/#disable-smooth-scrolling」と入力、出てきた「滑らかなスクロール」という項目の下にある「無効にする」をクリックすればOK。
Background syncは、公式ではないようですが、日本語字幕で説明を入れたデモ映像が作られていて、とても把握しやすくなっています。
Background sync in Chrome デモ [日本語版] - YouTube
このほかにも新APIへの対応が行われていたり、セキュリティ関連で26件の修正が行われています。その一部がこんな感じで、うち8件が危険度「High」、5件が「Medium」。バグ発見者には500ドル(約5万7000円)から8000ドル(約91万円)の報奨金が支払われています。
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