従来の4分の1のコストで使えるクラウドストレージ「B2 Cloud Storage」
容量制限なしで使用した分だけの料金が請求されるクラウドストレージはいくつかありますが、その中でも圧倒的に1GB当たりの使用料が安く、それでいてアプリケーションの構築や大容量データの保存にも適しているというサービスが「B2 Cloud Storage」です。B2 Cloud Storageは競合サービスとなるAmazon S3やMicrosoft Azureの4分の1以下のコストで運用可能な点がポイントで、同サービスはPCのバックアップサービスを展開する「Backblaze」による新規サービスとなっています。
B2 Cloud Storage: The Lowest Priced Online File Storage
https://www.backblaze.com/b2/cloud-storage.html
「B2 Cloud Storage」を使用するには上記URLにアクセスして、メールアドレスとパスワードを入力して「Sign Up for B2」をクリック。
「Take Survey」をクリック。
「Next」をクリックすると、クラウドストレージサービスの使用に関する簡単な質問が表示されるので、これに答えると……
ログイン画面が表示されるので、先ほど作成したアカウント情報を入力して「Sign In」をクリック。
「B2 Cloud Storage」を使用するには携帯電話での認証を行う必要があるとのことで、「Goto My Settings」をクリック。
「Current Password」にパスワード、「Phone Numeber」に携帯電話の電話番号を入力して「Send Code」をクリック。
携帯電話に「B2 Cloud Storage」から届いたコードを入力して「Verify」をクリック。
「B2 Cloud Storage」にログインする際に二段階認証を要求するタイミングを設定できるので、「Never(なし)」「When I sign in from a different browser or at least every 7 days(異なるブラウザからサインインしたとき、もしくは少なくとも1週間に1回)」「Every time I sign in(サインインするたび)」の中から好みのものを選んで「Update」をクリック。
これで初期設定は完了。
ファイルをアップロードするには画面左端にある「Buckets(バケツ)」をクリック。
ここでまずバケツを作成します。なお、この画面の右下にある使用言語選択から「日本語」を選べば画面の一部が日本語表記になります。
バケツを作成するべく「Create a Bucket」をクリック。
バケツの名前を決め、バケツ内のファイルをプライベートで使用するものかパブリックで使用するものか選んだら、「Create a Bucket」をクリック。
バケツの名前は6文字以上で……
英数字のみの使用となっているので注意。
というわけで完成したバケツがこれ。
このバケツの中にファイルをアップロードするので、「Upload/Download」をクリック。
すると、「Browse Files」に切り替わります。
この画面の「Upload」をクリック。
そして赤枠エリアをクリックすると……
以下のようなウインドウが開くのでアップロードしたいファイルを選択すればOK。
アップロード中。アップロードの速度は比較的ゆっくりめな印象。
なお、1ファイル当たり100MBを超えるものは、専用のコマンドラインツールを使用してアップロードする必要があります。
アップロードしたファイルはこんな感じ。
なお、「B2 Cloud Storage」では無料で10GBまでのストレージを使用可能となっており、ファイルのダウンロードも1GB分までなら無料。現在のデータ使用量を確認したい場合は画面左端の「Caps&Alerts」をクリックすればOKで、この画面では「○○GB使用したら通知」などの設定も可能なので、容量制限がないからといって使いすぎるということもありません。
ただし、クラスBトランザクションやクラスCトランザクションにも制限が設けられており、それぞれ2500を超えると使用料が発生するようです。
なお、Amazon S3やMicrosoft Azureの他、Google Cloud、Verizon Cloud、Rackspace、CenturyLinkといったクラウドストレージサービスと比較した、1GB当たりの月々の使用料やファイルのアップロードやダウンロードにかかる費用は以下の通り。ストレージの使用料は圧倒的に格安ですが、ファイルのダウンロードにかかる費用は他サービスと大きな差はありません。
なお、1ペタバイトのデータを1年間クラウドストレージに保存しておいた場合、「B2 Cloud Storage」ならばわずか6万ドル(約736万円)で運用可能で、Amazon S3やMicrosoft Azureに保存しておいた場合よりも20万4000ドル(約2500万円)もお得になります。
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in ネットサービス, Posted by logu_ii
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