30分以内の配達を実現するAmazonの配達ドローンが劇的進化、着陸方法など最新版ムービー公開

1時間以内の爆速配達サービス「Prime Now」をスタートさせたAmazonが、配達ドローンを使った30分以内の超速サービス「Prime Air」の最新ムービーを公開しました。クアッドコプターだったドローンが進化し、配達システムもさらに洗練され、サービス開始は「そう遠くない」とのことです。
Amazon Prime Air
http://www.amazon.com/b?node=8037720011
30分以内の超速配達「Prime Air」のスタートが間近であることは、以下のムービーを見れば分かります。
Amazon Prime Air - YouTube

「これはそう遠くない未来の風景です」とPrime Airのサービスを紹介するのは、Top Gearを降板後、Amazonと電撃的に契約してAmazon Primeムービーで番組を制作することになったジェレミー・クラークソン。

「今日、大事な試合があるのに私のサッカーシューズが片方ないの!」と訴える娘。

娘のものすごいけんまく、父親もたじたじ。

その片方のシューズはというと、育ち盛りの愛犬がおもちゃにしていました。

愛犬をとがめても意味はなし。こんな状況をどうすればよいのか……

賢明な母親は、Amazonタブレットでポチポチ。

どうやら娘の必要とするサッカーシューズをAmazonで注文したようです。

「Prime Air」の特別な水色の箱にシューズが入れられて……

すぐに配達作業へ移されます。

箱を待ち受けるのはAmazon Prime Air専用の配達ドローンの新型モデル。靴箱のサイズから推測すると、以前より大型化しているのがわかります。

車体下部に箱をセット。

大空へと飛び立ちました。

上空400フィート(約122メートル)を飛行するAmazonドローン。

従来のクアッドコプターではなく、リアにプロペラを1機備える飛行機のような形状です。

残り時間は3分24秒。目的地まで正確に飛行を続けます。

ドローンの到着目前に、お母さんのタブレットに間もなく到着を知らせるアラート。「Wait a Minute(ちょっと待って)」と「All Clear(準備OK)」の2種類を選べるようです。

「All Clear」をポチ。

受け入れ準備も完了し、いよいよ配達される模様。

目的地を見定めたAmazonドローンは……

下降を始め、Amazonロゴの着陸地点を目指します。

見事に目的地点に着陸。

商品の箱を地面に下ろして……

再び、飛び去っていきました。

商品をゲットしたお母さんは、目的地点を示す専用の案内板を回収。どうやらこの専用の案内板にAmazonドローンは正確に着陸するようです。

お母さんが「これでOKね」とサッカーシューズを手渡すと、娘は試合に出かけました。

「あなたにもこれ」、と愛犬にはガムをポイ。Prime Airでガムも一緒に購入していたようです。

Amazon Prime Airは5ポンド(約2.3kg)までの商品を30分以内に届けるサービスで、アメリカ、イギリス、イスラエルに開発拠点を構えてサービススタートに向けて試験フライトが繰り返されているとのこと。法整備が追いつかないほどの開発スピードですが、安全性と合法性をたずさえて、30分以内の驚異的な配達サービスのスタートに向けて、Amazonは着々と準備を進めているようです。
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