乗り物

飛行機の搭乗にかかる時間を短縮するため考案された驚きの特許が登場


世界的な航空機メーカーであるエアバスは「音速の4倍で飛行可能なジェット機+ロケットの爆速航空機特許」や「機内にある頭上のデッドスペースに座席を配置する特許」など、斬新な新技術を次々と作り出しています。そんなエアバスが「やたらと時間のかかる飛行機の搭乗」をよりスムーズかつ迅速に行えるようになる新しいアイデアを提案しています。

Airbus proposes new drop-in airplane “cabin modules” to speed up boarding | Ars Technica UK
http://arstechnica.co.uk/cars/2015/11/airbus-proposes-new-drop-in-airplane-cabin-modules-to-speed-up-boarding/

Patent Images
(PDF)http://pdfpiw.uspto.gov/.piw?docid=09193460&SectionNum=3&IDKey=DF8FE13B038A

数年前、天文物理学者が人間性を奪うアルゴリズムを活用して「飛行機の搭乗にかかる時間を約半分に減らす」アイデアを考案しました。他にも、アイルランド国籍の格安航空会社である「ライアンエアー」が実施している「通常のシートをスタンディングシートに変える」という方法など、飛行機の搭乗時間を短縮するためのアイデアは複数存在します。そんな中、飛行機の搭乗時間を劇的に短縮できるかもしれない新しい特許をエアバスが取得したことが明らかになっています。

その特許のアイデアは、「客室を機体から分離できるようにする」というもの。


特許の中のイラストを見ると、出発ロビーのような場所に配置された客室モジュールを……


そのまま直接機体にドッキングするようなアイデアであることが分かります。ニュースサイトのArs Technicaは「サンダーバード2号のようだ」と述べています。


特許の中でエアバスは「航空機とエアターミナルの固定時間を短縮するためのアイデア」と説明しています。現在は飛行機が空港に到着してから清掃や各種消耗品の補充などを行う必要がありますが、このアイデアが実現すれば、客室キャビンを複数用意しておくだけでそれらの準備が「飛行機が空港に到着する前に」行えるようになります。また、出発ロビーで待機している時間を使って客室キャビンに乗客を案内することで搭乗時間を短縮することも可能です。

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in 乗り物, Posted by logu_ii

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