43枚のコインで奏でられるたった2秒の世界最速オーケストラが話題
日本で作成された「43人の研究員が6メートル離れた場所に配置されたビーカーにコインを投げ入れることで奏でられる世界最速のコイントス・オーケストラ」の様子を収めたムービーが、海外で「日本が作った43枚のコインを同時に投げることで奏でられる世界最速のシンフォニー」として話題を呼んでいます。
Japan has made the fastest symphony in the world by tossing 43 coins simultaneously | Superviral.tv
http://superviral.tv/2015/10/21/japan-has-made-the-fastest-symphony-in-the-world-by-tossing-43-coins-simultaneously/
Japan has made the fastest symphony in the world by tossing 43 coins simultaneously – Copie | VideoBuZZ
http://videobuzz.top/japan-has-made-the-fastest-symphony-in-the-world-by-tossing-43-coins-simultaneously-copie/
話題となっているムービーは以下から見られます。
The Extreme Minuet ♫ : World's Fastest Orchestra/【集中エクストリーム・メヌエット】 - YouTube
白衣を着た43人の研究員がずらっと扇型に並んだシーンからムービーはスタート。
右端から順番に右手を振り上げていますが果たしてコレは……?
ムービーの題名は「エクストリーム・メヌエット」。モーツァルトのメヌエットをコイントスで奏でる模様。
というわけで、まずはコイントスの軌道を計算。
6メートルも離れた位置に正確にコイントスできるように、コンピューターを駆使した複雑な演算が行われている……ということでしょうか。
振り上げる角度までしっかり指定。
コインを投げるスピードは時速26km。
6メートル離れた位置に置かれているビーカーの中にコインが収まるよう訓練を重ねます。
そして、実際のビーカーの中には何やら水かさの異なる着色された水が入れられるようです。
ビーカーにコインが入った瞬間の音を逃さないようにマイクもしっかり準備。
43枚のコインはわずか2秒ですべてのビーカーの中に入ってしまうので、その瞬間を逃さないように撮影には秒間最大1000コマの撮影が可能なハイスピードカメラ「ファントム4K」が使用されます。
というわけでさっそく演奏スタート。
コインが着水する瞬間は、日本国内最速クラスのロボットアームに取り付けられたファントム4Kがバッチリ撮影。わずか数秒間の出来事で何が起こったのかすらよく分からないレベルですが、これをスローモーションで再生すると……
コインが飛んできて……
ポチャンと右端のビーカーに着水。
それに続いて飛んでくるコインもしっかりビーカーの中に入ります。通常再生だと全然分からなかったのですが、スローで再生するとビーカーにコインが入った瞬間の音でメヌエットが奏でられていることが分かります。
コインがビーカーに直撃してしまっているものもありますが、ほとんど9割方ビーカー内の水に着水して予定通りの音を鳴らしている模様。
よく見るとビーカーにはそれぞれ「E3」や「C3」などの音階が書かれており、中の水かさが細かく調整されて発生する音を調整しているのが分かります。
最後のビーカーにコインが入ると……
研究員から歓喜の声。
実はこれはサントリーの「集中リゲイン」が公開しているムービーコンテンツ「テアニン博士の集中実験室」の中の1つだったのでした。
・関連記事
知らなければ集中することができない「集中とは何か」と「集中を持続させる方法」 - GIGAZINE
効率よく働くために知っておくべき「集中力」についてのアレコレ - GIGAZINE
集中力を最大限に引き出すための5つのコツ - GIGAZINE
通常20~30分しか続かない集中力を100分間持続させるBGMを流す「focus@will」 - GIGAZINE
「マルチタスクは集中力を欠落させる」などデジタル社会が脳に及ぼす悪影響とは? - GIGAZINE
・関連コンテンツ