1万台ものルーターを何者かが勝手にハックしてセキュリティを高めていたことが発覚
by Peter Dahlgren
ユーザーのネットワークに侵入したマルウェアは、侵入した後にさらなる攻撃を仕掛けるためにユーザーのルーターを利用することが多々あります。しかし、Symantecが発見したLinux.Wifatchというマルウェアは、Linuxを搭載する1万台ものルーターに感染しておきながら、悪用ではなくむしろ「デバイスのセキュリティを高める動き」をしていたことがわかりました。
Is there an Internet-of-Things vigilante out there? | Communauté Symantec Connect
http://www.symantec.com/connect/blogs/there-internet-things-vigilante-out-there
Someone Has Hacked 10,000 Home Routers To Make Them More Secure - Forbes
http://www.forbes.com/sites/thomasbrewster/2015/10/01/vigilante-malware-makes-you-safer/
Linux.Wifatchというマルウェアが発見されたのは2014年のこと。あるセキュリティ研究者が自分の家のルーターに異変を感じ調べたところ、ソフトウェアの中に「Linux.Wifatchに感染したデバイスで構成されたP2Pネットワークに接続する」という不思議なコードを発見しました。
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