オープンソースのバイブレーター「The Mod」はフルカスタマイズ可能で心拍やギター演奏とも連動できる

3つのモーターを搭載し振動の幅や大きさなどを完全にコントロールできるのが、オープンソースのバイブレーター「The Mod」です。プログラミング初心者から上級者まで使用可能で、ただ振動させるだけでなく、心拍やギターの演奏、相手との距離、フライ返しでお腹をたたく行為など、さまざまなことに連動させて動かすことができるようになっています。

Comingle | Your source for do-it-yourself and open source sex technology
https://www.comingle.io/

カスタマイズによって多様なコントロールが可能になるModの様子は以下のムービーから確認できます。

The Mod: A New Dildo Platform - YouTube


これがMod。

手に持つとこんな感じ。親指の横にあるのが電源ボタンです。

Modはオープンソースのディルドで、金槌でたたいても壊れない丈夫さを持っています。

また水洗いができるので扱いも簡単。

外側は100％安全なシリコン製なので以下のような感じでぐにゃ～と曲がります。

Modの中身はこんな感じ。Micro-USB充電式で、モーターは3つ搭載されており、各々に別の動きをさせることが可能。モーターは小型のためガラガラと音がうるさくなく、振動やパワーをコントロールできるようになっています。

大型バイブレーターはモーターが大きいため、振動が大きすぎることがあり……

逆に小さなバイブレーターは振動が小さく、思うように扱えないことがあります。

しかし、小型モーターを3つ搭載しているModであれば、振動の幅を自由に調整できるというわけです。

バッテリーは875mAhで、充電はMicro-USBケーブルで行うタイプ。バッテリーライフは使い方によりますが、一般的な使い方をすると1度の充電で数時間は持つとのこと。

コンピューターはArduinoベースのDilduinoというものを使用しており、充電サーキットや500mAのモーターのドライバを搭載しているなど、通常のArduinoよりもディルド向けのパワフルさを備えています。

自由にカスタマイズ可能なオープンソースのバイブレーターなのですが、オープンソースといってもプログラミングの知識などがなくても問題なし。本体をUSBケーブルでPCにつなぎ、ウェブサイト上で公開されたプログラムにアップロードするだけでも使用可能となっています。また個々に設定をいじくりまわしたい場合はソフトウェアライブラリにあるパターンを使ってもOKです。

さらにに詳しい人であれば徹底的にプログラミングして独自の動きやパターンを追求することもできます。

作ったコードはプラットフォームでシェアすることも可能。

ただ単にボタンから操作するだけでなく、ギターの演奏に連動させたり……

カメラでキャプチャした人間の動きに連動させることも可能。

フライ返しでべしべしお腹をたたく男性の動きに連動するMod。

ヘッドマッサージャーや……

心臓の鼓動。

2人の人間の手のひらが近づくと振動が強く、離れると弱くなっています。

ということで、オープンソースにすることで、これまで以上の使い方ができるようになっているわけです。

なお、Modは現在Indiegogoにて出資を募集中。159ドル(約1万9000円)の出資を行うとUSBケーブルとコントローラーがついたModをゲット可能で、さらに周辺機器が開発された場合はそれもついてくるとのこと。

The Mod - Multivibrating Open-Source Dildo | Indiegogo
https://www.indiegogo.com/projects/the-mod-multivibrating-open-source-dildo

締め切りは日本時間で2015年2月15日16時59分です。