世界各国の美しい場所を探索しながら今すぐ旅立つ準備もできる無料アプリ「Places」
旅人たちの手によって撮られた世界各国の美しい写真を「アジア」「山」「世界の不思議」といったカテゴリから検索して眺めつつ、その場所の歴史的状況や現在の気温・航空チケット料金などを調べられるアプリが「Places」です。ただ見て楽しむだけでなく旅行先を決めるのにも役立ちそうだったので、実際にアプリを使って旅を仮想体験してみました。
Places: Discover beautiful destinations on the App Store on iTunes
https://itunes.apple.com/us/app/places-discover-beautiful/id926161879
まずはApp StoreにあるPlacesのウェブページにアクセスして「インストール」をタップ。
アプリを起動すると、「"Places"は通知を送信します。よろしいですか?」と聞かれますが、今回は「許可しない」をタップしました。
現れた画面をスライド。
地球上にある美しい場所を発見するためのアプリが「Places」ということで、スライドさせていくと説明が進んでいきます。
これがホーム画面。「Discover」と画面上部に記載され、その下に「North America(北アメリカ)」「South America(南アメリカ)」「Asia(アジア)」など世界の地域が並びます。
どんどん下にスクロールしていくと、「Water Bodies(水域)」や「Mountains(山)」というカテゴリも発見。
そのほか、「Wonders of the World(世界の不思議)」「Romantic Getaways(ロマンチックな旅行)」など、興味や旅の目的に合わせて世界各地を見ることもできるようになっています。
「Wonders of the World(世界の不思議)」を見てみると、新・世界七不思議に選ばれたタージ・マハルやコルコバードのキリスト像、ギザの大ピラミッドなどが表示されています。
例えばアヤソフィアとも呼ばれるハギア・ソフィアは、イスラム教とキリスト教の文化が入り交じった不思議な建築物。
スクロールしていくと、ハギア・ソフィアの歴史や所在地が示されます。ハギア・ソフィアはトルコ・イスタンブールにあり、もともとキリスト教の大聖堂として537年に建てられたのですが、イスラム美術の影響も大きく受けており、一時はイスラム教のモスクとしても使われましたが、現在は博物館として機能しています。
アプリ上では全部で7枚の写真が公開されていました。
夕暮れのハギア・ソフィア。
なお、記事執筆現在のハギア・ソフィア周辺は曇りで気温は6度。写真を見て「今すぐ旅立ちたい!」と思った時に現地の寒さや暖かさを確認できるようになっています。
「Get Flight Prices(航空チケット料金を知る)」をタップすると「"Places"の使用中に位置情報の利用を許可しますか?」と聞かれるので「許可」をタップ。
空港を指定できるようになっているので、関西国際空港からイスタンブールのサビハ・ギョクチェン国際空港までを指定すると、渡航費用の目安が往復691ドル(約8万円)である旨が表示されています。さらにボタンの下にある文章を読むと次の6カ月で最安と考えられる航空券の価格は621~691ドル(約7万3000円~8万円)と書いてあり、損をしない航空券の購入ができるようになっていました。
次は北アメリカを探索。北アメリカのカテゴリには全部で96の場所が登録されており、ヒューストンやラスベガスなど都会から……
バカンスに良さそうな場所など、土地によってかなりいろいろと特色があります。
大自然がプッシュされている場所もありました。
「ここはどこだ……?」と目を留めたのはインディアンの残した断崖をくりぬいた集落遺跡群があるメサ・ヴェルデ国立公園。
メサ・ヴェルデ国立公園はユネスコが登録する世界遺産の1つ。トップの写真はクリフ・パレス集落と呼ばれ、部屋は200室ほど、高さ4階建て相当に及ぶ場所もあるとのこと。
遠くから見るとこんな感じ。丘の上に不思議な形の岩が建っています。
記事執筆現在の温度はマイナス2度で、天気は晴れ。残念ながら最寄り空港であるコルテス空港までの直行便は関西から出ていませんでした。
広大な大自然が広がっているかと思えば、今度は絵本から出てきたかのような光景を発見。
この場所はデンマーク領グリーンランドにおける最大の都市ヌークで、2014年1月時点の人口は1万9843人。北アメリカにありながらグリーンランド人の大半は英語ではなくイヌイットの言葉であるカラーリット語を喋っているそうです。
とにかく寒そうな写真ですが、その通り現在の気温はマイナス13度。
雪が積もっていない時期の写真はこんな感じ。
北アメリカを脱出して、今度はヨーロッパをいろいろ見てみます。
美しいな~と目を留めたのはチェコ・プラハ。
世界を行き来する旅人たちが選んだ2013年人気観光都市9位にも選ばれたことがあるプラハは、古い建物が数多く現存している雰囲気のある街。
オレンジ色の屋根が連なっています。
夜になるとこんな感じ。
広大な畑も美しいです。現在の気温は3度とやや寒そうです。
続いて、イングランド西部、サマセットにあるバース。
ローマ人の支配下で温泉の街として発展した場所で、ジョージ王朝様式の建造物が多く残っていることから世界遺産にも登録されています。
のどかな場所があれば……
都会っぽい場所もある様子。
中世の街並みがそのまま残っていて、歴史のある風景が好きな人なら「一度は歩いてみたい」と思わずにはいられません。
夜はこんな感じ。
さらにフィンランドの首都ヘルシンキに到着。人口60万人ほどで、主要の観光名所が狭い範囲でまとまっているこぢんまりとした街です。
ここも現在の気温は3度。
写真から、寒い時期には雪が積もることが分かります。
315の島で形成され、面積のうち約70%が海水域となっているヘルシンキの別名は「バルト海の乙女」
関西国際空港からヘルシンキバンタ空港までは863ドル(約10万円)でした。
そして「Popular Getaways(人気の旅先)」というカテゴリの中に……
2014年の「世界の都市観光ランキング」で見事トップに輝いた京都を発見。
清水寺三重塔や……
京都タワー。
嵐山と思われる場所の写真もありました。現在の気温は14度、先ほど見ていた欧米各国よりは暖かいです。
渡航費はもちろん表示されませんが、どんどん下にスクロールしていくと、下鴨神社や東寺など、京都のオススメスポットがどこかも見られるようになっていました。
なお、各カテゴリの表示方法は変更することが可能。カテゴリ内の右上にある「Sort」をタップします。
「A~Z順」「Z~A順」「お気に入りが多い順」「最近アップロードされた都市順」の4種類の表示が可能となっていたので、「お気に入りが多い順」で表示させてみます。
「モンテビデオ→メンドーサ→リオデジャネイロ」の順に表示されていたのが、「ボゴタ→リオデジャネイロ→アレキパ」の順に並べ変えられました。日本ではあまりなじみのない場所もあるので、これまでは知らなかった穴場スポットなども調べられそうです。
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