広告

パソコンなしで音楽CDをスマホへ一発で取り込み・書き出しできる「CDレコ」Wi-Fiモデルの使い方まとめ


CDの音源をスマートフォンに入れて再生するためには、PCでCDをリッピングして音楽ファイルとして取り込んでから、さらにもうひと手間かけて大量のデータをコピーして移動させることになるため、取り込みたいCDが多ければ多いほど、あまりの面倒さに「ダビングするように直接できたらいいのに……」「PCのないところでも隙間の時間で作業できればいいのに……」と感じる時もあるもの。

そんな面倒で時間も場所も食うデータ取り込みの作業をカンタンに実行できるように、手軽に音楽CDをスマートフォンと接続するだけで取り込んだり、オリジナルCDとして書き出したりできるのがアイ・オー・データ機器の「CDレコ」です。要望の多かった「モバイルバッテリー接続ケーブル」も発表されて使いやすくなったというCDレコが、一体どれぐらい手軽に操作してCDを取り込めるものなのか、実際にやってみることにしました。

CDレコ Wi-Fi(CDRI-W24AI) | 特長 | CDドライブ | IODATA アイ・オー・データ機器
http://www.iodata.jp/product/storage/cd/cdri-w24ai/feature.htm


◆「CDレコ」とは?
「CDレコ」は小型・薄型のスマホ用CDドライブで、Wi-FiやUSBケーブルで接続することで、音楽CDから楽曲をスマホに取り込んだり、逆にスマホ内の音楽データをCD-Rに書き出すことができ、今までであればPCを使う必要があった作業を、PCなしで、しかもいつでもどこにでも持ち運んでサクッと一発で完結できるのが最大の特徴。CDの読み込み速度はおよそ6~9倍速、書き込みの場合はおよそ2倍速となっています。


コレがCDレコ Wi-Fiの実物。見た目はPC用の外付けCDドライブのように見えてしまいますが、実際にはスマホといっしょに使うためのドライブとなっており、小型・軽量なので、カバンなどに入れて手軽に持ち運ぶのに適しており、準備や片付けも場所を取らず簡単。


また、USBケーブルではなく、Wi-Fiによるワイヤレス接続が可能になったのも大きなポイント。このおかげで、ゴチャゴチャしてしまうケーブルの煩わしさから解放されることになり、非常にスッキリ。


さらに、既にCDレコを使っているユーザーからも要望が多く寄せられていたという、モバイルバッテリーを電源として使えるUSB端子電源ケーブル「モバイルバッテリー接続ケーブル」(11月12日発表・税別1000円)と組み合わせれば、いつでもどこでも思い立ったときにすぐ使用することが可能です。なお、記事作成時に試したところ、写真に写っている容量3.6V・5200mAhのバッテリーを使った場合だと60分アルバム換算でおよそ25枚分をリッピングすることができました。


◆CDレコ Wi-Fiはこんな装置
パッケージはこんな感じ


手に取ってみるとこのぐらいの大きさ。本体重量も約280グラムと軽量・コンパクトな設計となっています。


本体前面にはCDトレイの開口部と、オープンボタン、LEDランプが見えるだけ。


背面には端子やボタン類がまとめられていますが、その内訳はシンプルなもの。


一番左から電源端子、USB3.0/2.0端子、Wi-Fiのオン・オフボタン、本体リセット用のボタンが並び……


右側にはWi-Fiルータなどに接続する際に使うWPSボタンと、Wi-Fi接続先を選択するスイッチが備わっています。


天面には、電源ランプとWi-Fi接続状況などを示すランプがWi-Fiっぽく配置され、デザイン上のアクセントになっていました。


底面には機器のシリアルNo.やMACアドレス、SSIDや暗号キーなどが記載されていました。


トレイをパカッとオープン。よく見かけるCD/DVDドライブの機構がそのまま使われていました。


そしてこちらが11月12日に発表された「モバイルバッテリー接続ケーブル」。全長20cmという非常に短いケーブルとなっています。


短いので、モバイルバッテリーに接続して使用するのにピッタリな長さ。


◆使用する前の準備
CDを取り込む前に、まずはスマートフォンに専用アプリの「CDレコ」をインストールします。アプリはiOS版とAndroid版がリリースされているので、いずれかをクリックしてインストールすればOK。

iTunes の App Store で配信中の iPhone、iPod touch、iPad 用 CDレコ
https://itunes.apple.com/jp/app/cdreko/id866952986

CDレコ - Google Play の Android アプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.iodata.cdreco

スマートフォンの機種によってはアプリ「CDレコ」の機能を一部使えないものもあるので、念のため動作確認済み機器一覧のページで確認しておけばより安心で確実です。

次に、スマートフォンとCDレコ Wi-Fiの接続を行います。今回はiPhoneでやってみることに。Androidも基本的に同じです。接続の手順は、製品に同梱の「Wi-Fi設定シート」に記載されているQRコードを読み込ませるだけというカンタンなもの。アプリを起動したら「設定」をタップ。


次に「QRコネクト」をタップ


あとはWi-Fi設定シートにカメラを向け、「読み取り開始」をタップするだけ。


QRコードが読み込めたら「次へ進む」をタップ。


iPhoneの場合には、プロファイルのインストールが必要になるので「インストール」をタップ。


「完了」をタップすればおしまい、スマートフォン側の準備ができました。


次に、スマートフォン本体の設定画面からWi-Fi設定画面へ進み、「IODATA_(機器に固有のSSID)」の項目をタップして実際の接続を完了させれば準備はOKです。左側がiOSの場合、右側がAndroidの場合になります。


これで機器側の設定は完了。スマートフォンを使ってCDを取り込んだり、オリジナルCDの書き出しができるようになりました。


◆実際にCDレコ Wi-Fiを使ってみた・CD取り込み編
さっそくCDレコを使ってみます。まずは、手持ちのCDから音楽を取り込んでみるのですが、用意するのはスマートフォン・CDレコ Wi-Fi・CD・電源(モバイルバッテリーなど)だけ。


CDを取り込む前にアプリを起動し、CDレコとのWi-Fi接続を完了させておきます。


CDレコ Wi-Fiに取り込みたいCDをセットしてトレイをクローズ。


次にアプリ画面の「メニュー」から「CDを取り込む」をタップ。


CDレコがCDの読み込みを開始、全世界の1億8000万曲がデータベース化されているgracenoteを検索してアーティスト名やトラック名、アルバムアートなどのタグ情報を自動的に設定していくため、ラクチン。


アーティスト名・アルバム名・曲名などが設定されたら「取り込み開始」をタップするだけで、CDの全楽曲の取り込みがスタートします。なお、個別に曲をタップしてチェックを外すことで、特定の曲だけを取り込むこともできます。


動作音や取り込み中の様子は実際に取り込んでみた以下のムービーのような感じになります。46分のアルバムがおよそ5分で完了したので、だいたい9倍速程度のスピードで取り込みが行われました。

アイ・オー・データ機器「CDレコ Wi-Fi」でCDアルバムをスマホに直接取り込んでみた


これだけの手順で、楽曲をスマートフォンの中に取り込むことができました。この調子でどんどんと取り込んでみました。


なお、アプリ「CDレコ」の設定画面ではCD取り込み時の保存音質を選択可能。「ロスレス」を選ぶとiPhoneではALAC形式、AndroidではFLAC形式となり、「320kbps」「256kbps」「128kbps」「96kbps」の5種類から選択するとAAC形式(拡張子.m4a)となります。


このようにして取り込んだ音源は、iOSの場合はアプリ「CDレコ」で聴くことができ、Androidの場合は他の音楽プレイヤーアプリなどで再生することが可能。現状でiOSの場合はOSの制限のためiTunesとの連携はできなくなっていますが、音楽を聴くだけならば全く問題はないレベル。今後の対応にも期待したいところです。

◆実際にCDレコ Wi-Fiを使ってみた・オリジナルCD作成編
次に、取り込んだ楽曲を選択し、自分だけのオリジナルCDを作成してみました。


まずはCD-RをCDレコ Wi-Fiにセットし、アプリを立ち上げます。


アプリの「メニュー」から「CDを作成する」をタップ。


CDに焼きたい曲を選択します。画面右上の「+」をタップします。


取り込まれている楽曲名の右にある「+」をタップしてリストに追加します。複数のアルバムから曲を選択することも可能で、選択された曲は色がグレーに変化するのでカンタンに見分けることが可能。


リストアップが完了したら、画面右下の「書き込み開始」をタップ!これでCD-Rへの書き込みが開始されました。


トータルで60分のプレイリストの書き込みに要した時間はおよそ25分、CD-Rの作成が完了しました。USBケーブルで接続できるAndroid版の場合は、さらに高速の書き込みが可能になっています。


なお、設定画面で「音量正規化」をオンにしておくと、再生時に原音のばらつきによる各トラックの音量差を自動で均一に調節することもできるようになっています。


作成したCDはもちろん普通のCDプレイヤーで再生が可能。このように、CDレコを使うと色んな場所でCDを取り込んだり、その場でオリジナルのCDを作成できるという従来にはなかった使い方を実現できるようになる、というわけです。


このように、アイ・オー・データ機器の「CDレコ」は従来にはない手軽さでCDをスマートフォンに取り込むことができる全く新しいジャンルの機器。手持ちのCDを自動車で聴くためにコピーしたり、レンタルCDをコピーしたり、または自宅に眠ったままの懐かしいCDをもう一度引っ張り出してくる時などにも役立つはずです。


詳細な仕様などは、メーカーのウェブサイトでさらに詳しく確認することが可能です。

CDレコ Wi-Fi(CDRI-W24AI) | CDドライブ | IODATA アイ・オー・データ機器
http://www.iodata.jp/product/storage/cd/cdri-w24ai/

CDレコ(CDRI-S24A) | CDドライブ | IODATA アイ・オー・データ機器
http://www.iodata.jp/product/storage/cd/cdri-s24a/

なお、記事執筆時点におけるAmazonでの販売価格は、税込み9300円前後となっています。

Amazon.co.jp: I-O DATA iOS&Android対応 音楽CD取り込みドライブ CDRI-W24AI: パソコン・周辺機器

この記事のタイトルとURLをコピーする

in レビュー,   ハードウェア,   動画,   広告, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.