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自分の個人情報を販売できるサービス登場、クレジットカードからSNSに至るまであらゆるサービスから情報を収集して販売可能


ユーザーの使用しているアプリやサービスなどから収集した個人情報をユーザー自身が取捨選択して販売できる、というトンデモないサービスが「Datacoup」です。アカウント認証API(OAuth)を使ってTwitterやFacebook、Google+などのサービスと連携させることで各サービスから情報を収集して販売したり、クレジットカードやデビットカードの取引情報などを販売したりもできてしまう、ということなので実際にどんなサービスなのか確かめてみました。

Datacoup - Reclaim your personal data
http://datacoup.com/


トップページにある「Sign Up」をクリックしてまずはアカウント登録を行います。


上からメールアドレス・パスワード・確認用に同じパスワードを入力したら「Signup」をクリック。


これでDatacoupへのログインは完了。「Let's Get Started」をクリックすると簡単なスタートガイドが始まります。


DatacoupではSNSやカードなどのアイコンをクリックして必要な情報を入力すれば簡単に個人情報を売ることが可能。「Next」をクリック。


各SNSやカードには「LOW(低い)」「MED(中間)」「HIGH(高い)」というランクがつけられており、「HIGH」とランク付けされているものの情報を入力するとより多くのお金が得られます。「Next」をクリック。


SNSと連携させたりカード情報を入力したりすると、画面右端にある「Projected Profile Value」に表示されている数字が上昇していきます。ここに表示されているのは1週間の「推定」個人情報販売価格。あくまで推定の値なので、たくさん使用しているSNSアカウントの場合は推定の値よりも価格が高くなることもあります。「Next」をクリック。


特に価値が高いと設定されているのはクレジットカードやデビットカードの情報。これらはカードのログイン情報などを見られるわけではなく、あくまでカード取引に関するデータが見られるだけです。「Next」をクリック。


これでACCOUNTS画面の大体の説明は終わったので、「OK, Got it!」をクリック。


最初に開くのは「ACCOUNTS」画面。ここでDatacoupと連携したサービスから得られる情報を、Datacoup経由で販売するということになります。


というわけでさっそくDatacoupとSNSアカウントをひもづけてみることにします。Google+のアイコンをクリック。


どうやらGoogle+のランクは「LOW」で、ここから売ることになる個人情報は「Gender(性別)」に関する情報のみ。販売する情報の種類を確認したら「connect」をクリック。


アカウント情報を入力したら「ログイン」をクリック。


「承認する」をクリック。


するとACCOUNTS画面の右端の数値が変化しました。このまま個人情報を販売した場合、推定週0.09ドル(約9.8円)が得られる、とのこと。


なお、例えばクレジットカードの情報を販売する、という場合は自分のカードの「Current Balance(現在の残高)」「Available Balance(利用可能残高)」「Expenditures(支出)」「Transaction Date(取引日)」「Transaction Amount(取引金額)」「Transaction Category(取引の種類)」といった情報を販売することとなります。


また、SNSでもGoogle+とTwitterでは販売する個人情報の種類やそこから得られる金額は異なっており、例えばTwitterならば「Device(使用デバイス)」「Twitter Hashtag(使用しているハッシュタグ)」「Tweet Times(ツイートしている時間)」といった情報を販売することとなります。


ログイン情報を入力して「連携アプリを認証」をクリック。


「連携アプリを認証」をクリック。


すると推定で週に0.24ドル(約26円)得られるという風に変化しました。このようにSNSと連携させたりカード情報を入力したりすることで、個人情報を売ることで毎週得られるであろう収入がふえていく、というわけ。


個人情報を販売しても良いSNSやカードを設定し終えたら「Review Your Profile」をクリック。


「Take a quick tour」をクリックすると再びガイドがスタート。


自身の個人情報がどれくらいの価格で売れるのかを他人に教えたい場合はこの「Public Link」や「Share」から可能。「Next」をクリック。


ACCOUNTS画面に表示されていた金額はあくまで「推定」金額であり、この画面に表示される数字が実際に個人情報を販売する際の価格となります。「Next」をクリック。


「OK, got it!」をクリックでガイドは終了。


これがPROFILE画面。「Public Link」をクリックすると……


自分の個人情報がいくらで売れるのかを他人に通知できる画面が表示されます。とにかく設定したGoogle+のアカウントとTwitterのアカウントはまったく使用していないアカウントだったので、個人情報の販売価格は当然のごとく0ドルになってしまいました。


そして最後は「Active Your Profile」をクリック。


「Great! Show me around.」をクリック。


これで登録した個人情報がDatacoupにて販売されることとなります。


なお、支払いは月末にPayPal経由で行われます。


Datacoupにて取り扱われる情報は暗号化された状態で保存されており、クレジットカードやデビットカードのログイン情報などはいっさい保存されず、実際にカードを登録しても行われるのは100%データの読み出しのみです。

なお、現在Datacoupで個人情報を販売できるのはデビットカード・クレジットカード・Facebook・Twitter・LinkedIn・Foursquare・Google+・YouTube・Tumblr・Meetup・Instagramから得たデータのみとなっています。

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in レビュー,   ネットサービス, Posted by logu_ii

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