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GIFアニメでムーンウォークやジェットエンジンなどの原理が目で見てわかる「Animagraffs」


自動車用4ストロークエンジン・オートマチック銃・スケートボードの車輪・液晶ディスプレイ・チーターなどの仕組みをわかりやすいインフォグラフィックと、時にはアニメーションGIFを駆使して教えてくれるのがグラフィックデザイナーのJacob O'Nealさんの運営するサイト「Animagraffs」です。

Animagraffs - Animated infographics by Jacob O'Neal
http://animagraffs.com/


◆ムーンウォーク
以下のページには「今から正しいムーンウォークを学んでも遅すぎることはありません!ほとんどの人は間違ったムーンウォークを行っています。しかしあなたはもう大丈夫」とのメッセージとともに「正しい」方法がアニメで図解されています。

The Moonwalk - Animagraffs
http://animagraffs.com/moonwalk/


まずは左足を前に、そして右足を後ろに置きます。


次に、右足のかかとを浮かせ、体重を右足の母指球(いわゆる肉球)のあたりに載せましょう。


そして、右足はそのままに、左足を後ろにスライドさせます。このとき、左足は地面にピッタリとつけたままスライドさせるのがポイント。


一番後ろまで左足を滑らせたら、今度は左右の足の形を入れ替えます。左足のかかとを地面に着け、右足のかかとを浮かせて体重を右足の母指球に移動。


左足の時と同じ要領で、右足を地面にピッタリ着けたままスライドさせます。


最も気をつけるべきポイントは、「スライドさせる側の足は、地面と平行を保ったままスライドさせる」ということ。


このアニメを見ながら練習を重ねるときっと完璧なムーンウォークができる、というわけでした。

◆ジェットエンジンのしくみ
数十人~数百人という乗客と荷物を載せた飛行機を大空高く舞い上がらせるジェットエンジンのしくみも図解されています。

Inside a Jet Engine - Animagraffs
http://animagraffs.com/inside-a-jet-engine/


ターボファンエンジンが動作する様子をアニメにしたのがこちらの画像。現代のジェットエンジンの主流となっているターボファンエンジンの原理を示したもので、「低バイパス比」と「高バイパス比」の2種類で流れる空気の量の違いを青い色で示しています。


ジェットエンジンの心臓部、コア部分はこんな感じ。以下の画像は静止画となっていますが、サイトで表示されるアニメでは、実はエンジンの内部では羽が逆方向に回転しているということまでもが再現されています。


このほかにも燃料を燃やす燃焼室や、戦闘機などに用いられるアフターバーナーの動きをアニメで見ることができるようになっており、なかなか興味深いものとなっています。

◆自動車用4ストロークエンジン
街中を走り回る自動車に広く使われている4ストロークエンジンの基本的な動きがこちら。

How a Car Engine Works - Animagraffs
http://animagraffs.com/how-a-car-engine-works/


ガソリンを燃焼させて動力に変換するための4つの行程である「1.吸気、2.圧縮、3.燃焼、4.排気」がわかりやすく示されています。


◆オートマチック銃
日本人にはほとんどなじみのない拳銃の機構もアニメ化されています。

How a Handgun Works: 1911 .45 - Animagraffs
http://animagraffs.com/how-a-handgun-works-1911-45/


コルト社の軍用オートマチック銃「M1911」が銃弾を発射する仕組みが示されています。


トリガーを引くと撃針が作動し、銃弾が発射される一連の流れをスローモーションで確認することができます。


◆スケートボードの車輪
こちらはアニメではありませんが、スケートボードの車輪の種類によって直径や幅、形状が異なる様子がインフォグラフィックで再現されています。

Skate Wheels Reference Guide - Animagraffs
http://animagraffs.com/skate-wheels-reference-guide/


◆液晶ディスプレイ
有機ELを除いて現在もっとも広く用いられていると考えられる液晶ディスプレイの仕組みも図解。

Flat Screen Displays - Animagraffs
http://animagraffs.com/flat-screen-displays/


液晶パネルが光を調節する原理や、光の三原色であらゆる色を表現する仕組みを見ることができます。


◆チーター
「地上最速の生き物」と呼ばれるチーターが走る様子をアニメにしたのがこちら。

Cheetah: Nature's Speed Machine - Animagraffs
http://animagraffs.com/cheetah-natures-speed-machine/


チーターの加速力はエンツォフェラーリを上回り、その最高速は時速64マイル(時速102キロ)とされています。


たとえその仕組みを知っていても、改めて眺めてみるとなかなか興味深い内容を教えてくれる作品となっていました。

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in 動画,   デザイン, Posted by darkhorse_log

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