トム・クルーズらがCGではなく本当に実物の機動スーツで走って戦う「オール・ユー・ニード・イズ・キル」特別映像GIGAZINE独占公開
7月4日に公開される映画「オール・ユー・ニード・イズ・キル」は、桜坂洋さんのライトノベルがハリウッドで実写映画化された作品です。すでに公開されている予告編では出撃して戦死するまでがループしまくる壮絶な戦闘シーンを見ることができますが、実は映画中に出てくる兵士たちの機動スーツはCGではなく実物で、戦闘シーンでは主演のトム・クルーズやエミリー・ブラント自身がスーツを着用して演技していることを自ら語るムービーが公開されました。
「オール・ユー・ニード・イズ・キル」 トム・クルーズや監督が機動スーツについて語る - YouTube
トム・クルーズが演じているのは謎の侵略者と戦う兵士ケイジ。侵略者の攻撃は圧倒的で世界は滅亡寸前にあり、ケイジたちを最前線まで連れてきた輸送機も撃墜されてしまいます。
否応なく最前線に放り込まれるケイジ
ケイジは戦闘スキルが低く、わずか5分で戦死してしまうことに……。
しかし戦死したケイジは、気付くと最前線に送り込まれる前日に戻っています。
ひたすら最前線に送り込まれては戦死し、再び目覚めては最前線に送り込まれ……という1日のループから出られないケイジ。
勝てそうな見込みは全くありません。
そんなループの中で……
ケイジは最強の女性兵士リタと出会い、自分が同じ日をループし続けていることを明かします。それを聞いたリタは、ループする能力を生かしてケイジを鍛えてゆくことに。
作品の舞台は未来で、戦っている相手は地球外生命体。
作中の世界にはかなり終末的な雰囲気が漂っていますが……
人類は生き延びている、とリタ役のエミリー・ブラント。
ケイジは西部戦線の負担を減らすため全軍を投入して敵を押し返す作戦に投入されています。
ダグ・ライマン監督が本作で最も苦労したのは兵士たちの機動スーツだったとのこと。
「まさに着る戦車だ」
リタ役のエミリー・ブラントいわく「跳んだり戦ったり――超人的な動きができるスーツよ」
このスーツ、臨場感を出すためにCGではなく実物を製作して着用しています。
その重さはスーツだけでも約40kg。……めちゃくちゃ重たいはずですが、なぜか嬉しそうなトム。
付属品を合わせると55kgにもなるそうです。
製作を担当したのはピエール・ボハナ
ちゃんと着用して動けるように緻密に設計されています。
「付属の武器もカッコいい」とトム。
片腕には機関銃を装備
もう片腕はグレネードランチャーになっています
また、リタのスーツには背中から2本の腕が生えており、自動照準でレールガンが撃てるようになっています。
ケイジのスーツも似たような構造になっていますが、背中から生えた腕のうち1本はスナイパーライフル。
スーツは最初に試したものがほぼ完成形だったとのこと。
歩兵たちはみんなこの機動スーツを着ているので、役者たちは体を鍛えて撮影に臨むことに……。
「スーツの重みには苦労したわ」とエミリー・ブラント。
撮影初日、スーツを着て歩き「無理」というような感じで首を横に振る姿が確認できます。
一方、トム・クルーズは初日から何時間もスーツを着た状態で過ごしていたとのこと。
スーツを着たまま猛ダッシュするトム。監督やスタントチームとともに、どんな動きが可能なのかをいろいろと考えていたそうです。
その結果、「どんなスタントもできる」と監督。
初日に撮った映像に大満足。
スタジオで撮影した段階ではこんな感じですが……
処理を行うと弾の飛び交う戦場に。
黒煙や飛び交う航空機はCGですが、機動スーツを着用して戦う歩兵たちは実写です。
これも撮影の様子の1つ。
猛ダッシュするエミリーとトム。
車にぶつかるシーンも……
本当にスーツを着た状態で車にぶつかっています。
「誰もがあの窮屈さを楽しんでいたよ」とトム。
エミリーも「歩き回るのが楽しくなるの」「兵器になるのが面白かった」と語っています。
「僕は兵士じゃない」とケイジ
それに対してリタは「そうね。あなたは“兵器”よ」と返します。
歩兵たちが厳しい戦況の中で必死に戦う姿がこれでもかと描かれている映画「オール・ユー・ニード・イズ・キル」は7月4日に3D・2D同時公開です。
なお、第2弾の特別映像も公開されています。
トム・クルーズが「目覚める・戦う・死ぬ」を繰り返してギタイと戦う「オール・ユー・ニード・イズ・キル」特別映像第2弾GIGAZINE独占公開 - GIGAZINE
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