ソフトウェア

サポート切れのWindows XPを使い続けている恐れ知らずの企業やユーザーはどれくらいいるのか?

By Nick Perla

2014年4月9日をもってサポートの終了したWindows XPを使い続けることで、セキュリティ面に重大な不安を抱えることになるのは周知の事実です。それにも関わらず、Windows XPを使用している人や企業がまだいるようで、セキュリティソフトウェア販売を行なうBitdefenderが世界中の中小企業を対象に調査したところ、多くの中小企業がいまだにWindows XPを使用していることが判明しました。

One in five businesses are still using Windows XP despite the risks
http://betanews.com/2014/06/18/one-in-five-businesses-are-still-using-windows-xp-despite-the-risks/

Not big, not clever: Some businesses just can't let go of Windows XP | ZDNet
http://www.zdnet.com/not-big-not-clever-some-businesses-just-cant-let-go-of-windows-xp-7000030664/

Bitdefenderの調査結果によると、世界中に散らばる中小企業のうち18.73%がサポートの終了したWindows XPをいまだに使用しているとのこと。言い換えると、中小企業のおよそ5社に1社は、セキュリティ面に不安を抱えるWindows XPユーザーということになります。Windows XPのサポート終了を受けてアップグレードを敢行した中小企業のうち、過半数の53%がWindows 7 Professionalへ乗り換え。残りの47%はWindows 7 Home PremiumやWindows 8.1 Proなどの他のバージョンにアップグレードしたようです。


また、リサーチ企業のNet Applicationsが2014年4月から5月にかけて調査したデータによると、インターネットに接続しているデスクトップPCで最も使用されているのがWindows 7で約50%。そして、2番目に多く使われているのがWindows XPで約25%となっています。その他の内訳は、Windows 8が6.33%・Windows 8.1が6.1%・Mac OS X 10.9が4.11%・Windows Vistaが2.89%・Linuxが1.59%です。


ZDNetは「個人ユーザーの中にはWindows XPを使い続けるリスクを理解できていない人がいるかもしれません。しかしながら、中小企業はWindows XPを使い続けると、どんな危険が潜んでいるのか、しっかりと理解しているはずです。もしかすると、Windows XPのサポートが終了したにも関わらず、MicrosoftがWindows XP向けにInternet Explorerの修正パッチを配布したことがあったので、中小企業は『問題があればまたパッチが配布されるだろう』と期待しているのかもしれません」としています。

確かにInternet Explorerに重大な脆弱性が発覚したとき、Microsoftはすでにサポートの切れていたWindows XPにも修正パッチを配布しました。しかしながら、その後、Microsoftは「Windows XP搭載PCにもう二度とアップデートはこない」と宣言しているので、まだWindows XPを使用しているユーザーは淡い期待を抱かずに、なるべく早くバージョンアップしたほうがよさそうです。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
サポート切れのWindows XPでセキュリティアップデートを受ける方法が公開される - GIGAZINE

Windows XPの壁紙になった草原は現在はこんな感じになっている - GIGAZINE

サポート切れのWindows XPでアップデートを受け取る方法にMicrosoftが警告 - GIGAZINE

「Windows XP搭載PCにもう二度とアップデートはこない」とMicrosoftが再度通告 - GIGAZINE

Windows XPの延長サポート契約をイギリスとオランダの政府がMicrosoftと締結 - GIGAZINE

50万件以上のサイトがWindows XP・2000などサポート切れOSベースのサーバーで動作中 - GIGAZINE

「Windows 8は高すぎる」として中国政府はWindows XPを使い続ける予定 - GIGAZINE

in メモ,   ソフトウェア, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.