CMYKカラーモデルを使って数字の代わりに濃度で見分けるトランプ「CMYK Playing Cards」
デザインしたものの印刷を行う時にはRGBではなくCMYKカラーモデルを使用するのが一般的ですが、ハート・スペード・クローバー・ダイヤの代わりにCMYKの4つの頭文字を使い、数字ではなくカード全体の色の濃度を変えることで一目で見分けられるようにしたトランプが「CMYK Playing Cards」です。
Hundred Million
http://www.hundredmillion.co.uk/HM-cmykcards.html
CMYK Playing Cards by HUNDRED MILLION — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/hundredmillion/cmyk-playing-cards
実際にカードを使用している様子は以下のムービーから確認可能。
カードは全部で4色あり、シアン・マゼンタ・イエロー・ブラックから構成されています。
クローバーやハートのマークはなく、絵柄のついたカードもなし。色の頭文字を取って「CMYK」のアルファベットが入った4種類のカードはそれぞれの濃度によって数字の見分けがつくようになっています。
以下はマゼンタのカード。
エースが0%で真っ白、通常であれば1、2、3……と数字が大きくなるところを、濃度が10%、20%、30%……と濃くなっていきます。
イエローのカードはこんな感じ。
ブラック。
ジョーカーは白地に4色のボックスが描かれているもの。印刷見本を見たことのある人であればおなじみのアレです。トランプ1組につきジョーカーは2枚含まれています。
カードの裏面は繊細で美しいデザインです。なお、カードのサイズは63mm×88mmで、ドイツ製のブラック・コア・ペーパーという頑丈な紙を使用。
ケースはマットな質感の加工がされています。
カードを全て並べるといい感じのグラデーションを描くことが可能。
なお、10以降のカードの濃度は全て100%に設定されており、パーセンテージの代わりに「JACK」「QUEEN」「KING」といった文字が入っています。また、100%の表示があるカードと一目で見分けがつくように3つのカードにはそれぞれ0.5pt、1.5pt、2.5ptのラインが引かれているとのこと。
実際に使っている様子もグラデーションを描いていてキレイです。
カードを切って……
KINGのカードが差し出されました。
裏面。
ジャンっとエースを出してパフォーマンスは終了。
CMYK Playing Cardsは2012年にプロジェクトが開始され、現在佳境を迎えており、商品を適正な価格にするための出資をクラウドファンディングプラットフォームのKickstarterで募っているところ。9ポンド(約1500円)の出資でトランプが1組ゲットでき、イギリス国外への発送が行われる場合は別途送料が5ポンド(約830円)必要で、発送は2014年の4月が予定されています。
なお、出資の締め切りは日本時間で2014年の2月21日17時59分となっています。
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