宮崎吾朗監督がテレビアニメ「山賊の娘ローニャ」に挑戦
「ゲド戦記」や「コクリコ坂から」で知られる映画監督の宮崎吾朗さんが、2014年秋から放送予定のアニメ「山賊の娘ローニャ」の監督を務めることが明らかになりました。宮崎監督はこれがテレビアニメ初挑戦となります。
NHKアニメワールド 山賊の娘ローニャ
http://www9.nhk.or.jp/anime/ronja/
宮崎吾朗監督、NHKで新作!ジブリ飛び出し武者修行:芸能:スポーツ報知
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20140131-OHT1T00006.htm
原作は「長くつしたのピッピ」で知られる児童文学作家アストリッド・リンドグレーン。舞台は中世ヨーロッパ風の世界に広がる雄大な森。森の中の巨大な古城に暮らす山賊マッティスは、仲間たちとともに一人娘のローニャに愛を注いで育てます。森の中には不可思議な生き物たちが暮らしていて、ローニャは時には助けを借りつつ、時には自分の力で、森で生きる術を身につけていきます。そんな中で、ローニャはビルクという少年と運命的な出会いを果たすことに。
スタジオジブリのプロデューサーであり、本作の題字を担当した鈴木敏夫さんによると、本作はジブリでも何度か制作を検討したものだとのこと。今回、宮崎吾朗さんが監督を務めますが、スタジオジブリは制作協力の立場で、宮崎監督の父・宮崎駿さんは特に関与していない模様。制作するようにアドバイスしたのは鈴木さんで「吾朗君がジブリと親父の元を離れて何をやってのけるのか?その一点に関心があります」とコメントしています。
こちらが原作で、翻訳はリンドグレーン作品の翻訳で知られる大塚勇三さん。対象読者は小学校4年生~5年生以上。
山賊のむすめローニャ
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/11/6/1140920.html
宮崎監督は「子どもから大人まで、みなさんで楽しんでもらえる作品を目指しています」とコメントしています。
なお、シリーズ構成は「機動新世紀ガンダムX」「へうげもの」の川崎ヒロユキさんが、アニメーション制作は「「スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ」「トランスフォーマー プライム」のポリゴン・ピクチュアズが務めます。放送はBSプレミアムで2014年秋からスタートとのこと。
©NHK・NEP・Dwango, licensed by SaltkråkanAB, The Astrid Lindgren Company
題字:鈴木敏夫
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