ソフトウェア

Chromeの拡張機能Window Resizerがマルウェアを含んでいたことが発覚

By Ian Broyles

ブラウザの表示サイズをワンクリックで変更できる手軽さからWebサイト制作の現場などで役立つGoogle Chromeの拡張機能「Window Resizer」のプログラム中に、キーボードの入力をトラッキングして送信するマルウェアらしきものが仕込まれていることが発覚しました。現在、「Window Resizer」はChromeウェブストアからダウンロードできなくなっています。

Malicious Chrome Extension - Google プロダクト フォーラム
http://productforums.google.com/forum/#!msg/chrome/mlAD1ygc0v0/Cc7IrHdmE5AJ

GoogleのフォーラムではWindow Resizerに対して「ユーザーのIDやパスワードなど個人情報を取得するもの」として議論が巻き起こっています。Window Resizerの作成者とみられるIonut Botizan氏は「インストール時の利用規約に記載してあり、同意したはずだ」「機能を無効にできる」などの反論を行っていますが、元ユーザーからは「知人にも勧めていたが、今ではみんなに削除するように連絡している」という反応も返ってきています。


記事作成時点では、Window ResizerはChromeウェブストアからダウンロードできない状態になっています。


Ionut Botizan氏は公開を取りやめた理由を「広告表示に関するGoogleのポリシーに抵触したため」と説明しています。


フォーラムを見る限り、実際の被害が出た様子はありませんが、利用しているユーザーは対策を考えた方がよさそうです。

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in ソフトウェア, Posted by darkhorse_log

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