オオハシ・フクロウ・インコなどとふれあいまくることができる神戸花鳥園に行ってきました
動物と戯れると心身ともにリラックスできますが、動物禁止のマンションに住んでいたり、多忙で世話をしている暇がなかったり、アレルギーを持っていたりと、さまざまな理由から泣く泣くペットの飼育を諦めている人も多いはず。そんな人たちでも、まるで自分のペットのように何十種類もの鳥たちを見たりふれあいまくったりすることができるのが「神戸花鳥園」です。
神戸花鳥園 花の中、鳥たちとふれあえるテーマパーク♪
http://www.kamoltd.co.jp/kobe/
神戸花鳥園では以下のムービーのように鳥たちとふれあうことができます。
オオハシにエサやりするとこんな感じ - YouTube
神戸花鳥園はJR・阪急・阪神の各三宮駅からポートライナー神戸空港線に乗車し、京コンピュータ前駅を下車してすぐのところにあります。
大きな地図で見る
右側にあるのが京コンピュータ前駅で、左側が花鳥園。駅を降りるとすぐそこに花鳥園の入り口がある感じ。
中に入ると受付があるので……
そこで入園料を支払い入場券とパンフレットをゲット。入園料は大人が1500円、小学生が700円、小学生未満は無料です。
花鳥園の中の地図をよく見ておき、準備ができたらレッツゴー。
京コンピュータ前駅側の入り口すぐそばにあるのが北ロビーです。
花鳥園の北側と南側には2つの広いロビースペースが存在し、ここでは花を植えた鉢を宙づりにしているのでとても不思議な空間になっています。
液体肥料を溶かした水の入ったブルマットという装置を挿して花に水やりをするそうです。
ロビーで咲くインパチェンスの花は頭上にあるので小さな子どもや車いすの方が来ても安心して移動できるようになっていました。
◆インコ・オウムゾーン
まず初めに向かったのは、インコやオウムと戯れることができるインコ・オウムゾーン。ゾーンに入る前に、「かむ力の強いモモイロインコに注意してください」と係員の方から説明を受けました。
というわけでさっそく入場してみると、いきなり頭の上にホオミドリアカオウロインコを乗せたお兄さんを発見。
なんといううらやましい光景……
続いてモモイロインコを発見。いろんなものをかむ凶悪犯とのことですが……
意外と人懐っこいようで、なでても逃げたりはしませんでした。ただし、靴ひもはガブガブされます。
頭上の止まり木ではコガネメキシコインコをクロガミインコが挟んでみんなでお昼寝中。
これはオカメインコ、頬のオレンジ色がチャーミング。
インコが急に飛んで来たらサッと腕を出しましょう。運がよければこんな感じで腕に乗ってくれることもあります。
オカメインコは人によく懐く鳥のようです。
これは真っ白なキバタン。
キバタンは羽を持ち上げて「ココをなでて」と意思表示してくるので、その際はなでてあげましょう。
おやすみ中のオキナインコたち。
おじいさんの肩には……
コザクラインコがいました。
このゾーンに入るには入場料が必要で、0歳から5歳の子どもは無料、6歳以上は1人300円が必要です。
また、ゾーンを訪れる時間帯によってはインコたちがお昼寝中でエサやりができないこともあります。ただし、お昼寝中にはインコやオウムの睡眠中の姿が見られるのでそれはそれでアリ。
◆ペンギン池
続いてペンギン池に到着。
ここではケープペンギンが寒そうに縮こまっていました。
目元のピンク色がキュートです。
ペンギンたちがみんなで足場で休憩中、水中で泳いでいるペンギンはゼロという奇妙な光景。
◆オシドリ池
ペンギン池の隣りにはオシドリ池があります。
ここにはクロエリセイタカシギや……
真っ白のコールダック。
クビワコガモは首がとても短く、ちょこんとしたサイズのカモ。
そして池の主であるオシドリ発見。オシドリのオスは派手な冠羽(かんむりばね)があります。
地味な配色の羽毛の方がオシドリのメスです。
オシドリ池では土・日・祝日限定でペンギンパレードが行われます。パレードは13:00からスタート。
そんなこんなでパレードがスタート、ペンギンの周回コースの周りには小さな子どもや大人たちがズラリと並びます。
ケープペンギンたちが大勢の観客に囲まれながらペコペコと池の周りをかっ歩します。
ペンギンパレードでペンギンが目の前を通っていく様子はこんな感じ。
花鳥園のペンギンパレードでペンギンたちが段差を上り下り - YouTube
オシドリ池を一周してペンギンたちが各々のゲージへ帰っていけばパレードは終了です。パレードは通常一周分しかしないのですが、運がよければ2周してくれることもあるようです。
◆オオハシゾーン
続いてやってきたのはオオハシとのふれあい体験ができるオオハシゾーン。さまざまな止まり木にオオハシたちが留まっています。
目元が青く、胸部分がオレンジ色になっているのがヒムネオオハシ。
小さなヒムネオオハシも発見。
目元が青色で胸部分は白色なのがシロムネオオハシ。
くちばしまで四色展開で、いかにも南国生まれ風な姿をしています。
そしてくちばしと目元がオレンジ色になっているのがオニオオハシ。
何かを見つけたオニオオハシさん。
ミニサイズもいました。
正面から見るとこんな感じで、少しメトロン星人に似ています。
「見てるだけじゃ物足りない!」という場合には、ここに100円もしくはふれあい券(500円で6枚ゲットできる券)を1枚投入。
するとオオハシのごはんを1カップもらえます。
オオハシのごはんはカットしたフルーツでした。
これを持って腕をピンと伸ばすと……
な、なにか飛んで来ます。
そして……
腕に着地。
フルーツ目当てのオオハシが飛んできて腕に乗ってくれるというわけです。長いくちばしを使ってカップの中のフルーツをツンツン。
くちばしの先っぽでフルーツをくわえてパクリ。
エサがなくなっても乗り心地さえ気に入ってもらえれば、しばらくオオハシと一緒に居られます。
こんなに近くでオオハシを見る機会はなかなかないはず。
実際にオオハシを腕に乗せて戯れる様子はムービーで見るとこんな感じです。
オオハシにエサやりするとこんな感じ - YouTube
オオハシはとても人懐っこく、エサさえ手に持てばバッサバッサとよってたかって集まってきます。
オオハシのくちばしは重そうですが、中は空洞になっているので子どもが腕に乗せられるくらい軽いのでした。
初めて腕や肩に乗せる瞬間は少し緊張したりもしますが、危害を加えてくるわけではないのでかわいいもの。
腕や肩に乗せたいオオハシをまず選び、次にそのオオハシの前までエサを隠し持っていき、最後は目の前にエサをチラつかせればすぐに飛んで来ます。
◆ふれあいフィッシュ
たくさんの鳥たちと遊びまくってきたので、次は他とは趣向の違うふれあいフィッシュゾーンへやってきました。
ここには小さな池があり、たくさんの魚たちがその中を泳いでいます。
池の中にこんな感じで手や足を入れると……
バーっと魚たちが集まってきて肌をパクパクパクパク。
池の中にいるのは、肌をパクパクしてきれいにしてくれるティラピアというお魚なのでした。
なお、ティラピアにパクパクされたい場合には別途300円が必要です。
◆猛禽類展示室
ここは花鳥園の南端にある猛禽類展示室。その名の通りフクロウやワシなどの猛禽類を見ることができます。
真っ白なシロフクロウ、ハリー・ポッターのペットであるヘドウィグもこのシロフクロウです。
カラフトフクロウはモフモフでさわり心地が良さそう。
2匹で寄り添って寝ているのはメンフクロウ。
カメラを見てニッコリしてくれたのはトルキスタンワシミミズク。
なお、フクロウたちの入っている小屋はこんな感じです。
これはアナホリフクロウ。
手のひらに乗せられるくらい小さなフクロウですが、キリッとした表情が勇ましいです。
憂い顔なミルキーワシミミズク。
スピックスオオコノハズクがスヤスヤ睡眠中……
小屋の隅で寝ていたので少年が必死に撮影していました。
ニッコリ笑顔に見えるインドオオコノハズク。
ユーラシアワシミミズクとトルキスタンワシミミズクを親にもつ子どもミミズク。
2歳にも満たないのにこの大きさ。
アカアシモリフクロウはまだら模様が特徴的です。
凜としたアメリカワシミミズクや……
やたらと絵になるベンガルワシミミズク。
こちらのオオフクロウもナイスポージング。
そしてモリフクロウはとても幸せそうに寝ていました。
◆バードショー会場
そして最後にバードショー会場にやってきました。ここでは毎日11時・13時半・15時にバードショーを開催しており、ショーの後にはフクロウを腕に乗せて記念撮影することもできます。
会場には木製の足場が数カ所に設けられていました。
さらに会場の隅には……
小さくてかわいらしいハヤブサの仲間、チョウゲンボウがいました。
群れで狩りをする猛禽類のハリスホークも発見。このハリスホークはこのあと始まるバードショーにも登場しました。
鳥たちを見ている内に会場は人でいっぱいに。
そしてステージ上にお姉さんが登場。
お姉さんの紹介と共にオニオオハシがステージ上に飛んで来ました。
止まり木から会場をしげしげと見渡します。
オオハシはお姉さんの指示に従って会場内を飛び回ったり……
エサをパクパクキャッチしたりして会場を沸かせました。
少しおっちょこちょいなのか足場から落ちそうになるシーンも。
オオハシに続いてベンガルワシミミズクが会場に登場。
会場内を飛び回ります。
席についてショーを見ているお客さんの頭スレスレを飛び回るので迫力満点。
ショーの合間にはケープペンギンがステージ上に登場して会場を沸かせました。
実際にこんな感じで登場して会場を盛り上げます。
バードショーに登場したかわいい仲間 - YouTube
そして最後に登場したのはハリスホーク。
ベテランなのか、とても堂々と会場内を飛び回ります。
ハリスホークの飛行ショーの様子は以下のムービーから見ることができます。
花鳥園で見られるハリスホークの飛行ショー - YouTube
撮影中にはカメラめがけて飛んで来てドキリとする場面もありました。
急接近するハリスホーク - YouTube
ハリスホークは観客の頭をかすめて飛ぶこともしばしばなので、会場の歓声もひときわ大きくなります。
ショーの後にはフクロウとのふれあい体験が行われ、300円を支払えば……
こんな風にフクロウを手の上に乗せて記念撮影を行ったり……
なでたりすることもできます。
花鳥園は民事再生法の適用を申請していましたが、これは受理されています。このことから、花鳥園の継続した運営が行えるようにと園内では「署名」を集めていました。署名はここから行うこともできます。
なお、神戸花鳥園の営業時間は平日が9:30~17:00、土日祝が9:30~17:30となっています。
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