生粋のデロリアン好きが作った予告編風短編映像「The Delorean Outfit」
映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」にタイムマシンとして登場したデロリアンには、デロリアン型のホバークラフトやツインエンジン搭載デロリアンなどを製作してしまうコアなファンが大勢います。Kassim Norris氏もデロリアンの魅力に取り付かれた1人で、大型2.5Kイメージセンサーを搭載したBlackmagic Cinema Cameraで撮影したデロリアンショートフィルム「The Delorean Outfit」をVimeoで公開しています。このムービー、まるで本物の映画の予告編かと思わせるような作品となっています。
The Delorean Outfit
暗い車庫にたたずむ1台の赤いポルシェ。
赤いポルシェの横に見える車は……
「THE DELOREAN OUTFIT」
薄暗い車庫に止まっているデロリアンの姿からは哀愁が感じられます。
突然画面が切り替わって車庫から外へ。たくさんのデロリアンが並んでいます。実はこの撮影のためにアメリカ全土からデロリアンファンが集合し、49台のデロリアンが集められたとのこと。
車庫の中では男性がデロリアンを整備中。映像は男性の語り口調と共にゆっくりとしたテンポで進んで行きます。
再び道路を走行するデロリアンが映し出されました。ムービーは車庫と外の映像を交互に織り交ぜる構成。
外を走行しているデロリアンとは対照的に静かな面持ちで止まっているデロリアン。ボンネットに反射する光と影がデロリアンの重厚な雰囲気を強調しています。
特徴の1つであるガルウィングドアを開けたまま走行する数台のデロリアン。
車庫内のデロリアンに男性が乗り込み……
エンジンをかけました。
無人のサーキットを、無数のデロリアンが一定の距離を開けながら走行する様子はとても美しいシーンに仕上がっています。
Vimeoのコメント欄には「Blackmagic Cinema Cameraで撮影されたムービーの中でもここまでハイクオリティなものは目にしたことがない」など、ムービーを称賛するコメントがたくさん投稿されています。ムービー中一度も「バック・トゥ・ザ・フューチャー」という言葉を使わなかった理由をユーザーから聞かれたNorris監督は、「デロリアンは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』というブランドがなくても、面白い歴史や要素が詰まっているので、あえて使わなかった」とデロリアンに対する愛を感じさせるコメントをしています。なお、2013年7月現在、続編を制作中だとのこと。
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