レゴブロックでらせん構造などを科学的に忠実に再現したDNA模型
一般に販売されるDNA模型は10万円近くするものもあり、なかなか手に入れにくいということで、LEGOを使ったDNA模型の製作が行われました。LEGO製といっても科学的な正しさにこだわり、さまざまな色や形のブロックを使って塩基を表現し、らせん構造もねじれ方や高さと幅の比率まで忠実に再現しています。
大学でも使えるレゴブロックのDNA模型完成! - YouTube
日本発のレゴブロックDNA模型ということで、ムービーの舞台は茶室。
茶碗を回すようにしてDNA模型をくるくる回します。
模型は10段で一回転する右巻きのらせん構造です。
幅2nm:高さ(10段)3.4nmといういう比率に基づいて作成。
二重らせん構造の特徴である主溝と副溝も再現。
両鎖における糖の向きは逆方向に配置しています。
塩基(ATGC)はそれぞれ色分けされており、プリン塩基の方がピリミジン塩基よりも大きく作られています。
また、アデニンはチミンと、グアニンはシトシンとピッタリと結合する構造。
こんな感じでくっつきます。
失敗例は以下。
トップにあるレゴブロックを掴んで……
左右に引っ張ると2本の鎖がほどけていきます。
ほどききるとこんな感じ。
さらに、それぞれの鎖を外すことも可能。
外した2本の鎖を再び一つにまとめていきます。
ぐるぐるとねじっていき、天辺でブロック同士を結合させて完成です。
レゴブロック製のDNA模型は立教大学の職員と学生によって作られたもので、大学の授業などに向けて貸出も行われています。
なお、今のところ一般販売はされていませんが、LEGO® CUUSOOでのクリックが1万に達するとLEGOの公式商品となるため、現在サポーターを募集中です。
LEGO® CUUSOO | The accurate DNA structure 〜from JAPAN〜
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